お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

この歩み、勇気はきっと明るい方へ!②

iPadの技術とともに大切な心育て

そんな講座始まりの頃の帰り道。

「お母さん、いっくんが書くことで困ってる時にiPadのこととか、何もしてあげてなかったね・・・」と、ついポロリ。

すると、

「ねえ、いつもご飯作ってくれてるのはだぁれ?」

と、のぞき込む息子。

「お母さん。うん、でも、おうちのことじゃなくて、いっくんの勉強のことでさ」

「ねぇ、このスクールを見つけてくれたのはだぁれ?」

「・・・お母さん、だね」

 

「そうでしょ?だからお母さんは、もういっぱいやってくれてるんだよ」

と励ましてくれた。いつの間にこんなに育ったんだ。胸いっぱい。

この励まし方は、ずっと彼にしてきたもの、そのものだった。ちゃんと聞いて吸収してくれてるんだ。

iPadでイキイキ書けるようになったら、それはうれしいだろう。

だけど、それより何より、そのスキルを学ぶ過程で、帰り道に母である私にかけてくれた言葉。私はこれをずーっと忘れないと思う。

1人じゃないと知った息子。大切な仲間とともに講座前に一緒に宿題。
自分の苦手と「こうしたい!」を伝えるって勇気のいること。みんなかっこよかった!

 

 

 

 

 

 

 

 

「書字障害はいっくんの一部であって全てではない。いま困っている人にも、仲間はいるよって知ってほしいし、そう言いたい!お母さんも伝えて」と息子。

書けないことで涙し、自信をなくしかけていた彼。読み書き困難を抱え、悩みながらも、うーんと成長した!好きなことを学びたいから、自分の思いを伝えたいから、勇気を持って、一歩前へ。それぞれの場所にいる仲間とともに。

今日は始業式。今までたくさん対話を積み重ねてくれた学校からもOKが出て、この春からiPadでノートを取っていくことになった。きっと息子が学校で初めての事例。これから続いていく子どもたちへとバトンが渡せるように、読み書きで困っている子への配慮と笑顔がもっと広がるように。伴走させてもらいながら、わが子の歩みを伝えていけたらと思っている。

6件のコメント

すごい、いっくん!
すごい、恵さん!
親子で進化してる!!そして学校にも認めてもらえたのですね。
これからの進化も楽しみです。

そういえば、板書をスマホで写メしていい教科もありますと高校デビューの息子の学校担任が話していました。

真紀さん

ありがとうございます。親子で進化!わーうれしいです。
はい、道のりは長かったけど、こちらも講座に通ったりしていることを伝え、
準備が整ったのもあって認めてもらいました♪
早速学校で使えていて、やりやすい〜!と元気に帰ってくるので
本当によかったぁと思ってみてます。またお伝えしますね!

高校デビューの息子くん!情報ありがとう!高校生活の話、また聞きたいです〜!

講座に高校生の子もいたのですが、iPadでノートを取る許可が下りてないようで、
その子の切実な思いに胸がギュッとなりました。
これから時代に合わせて状況も変わってくるんじゃないかと思います。
文字を書く素晴らしさもある!手書きだからこそ伝わる思いもある。
でも本当につらい子には違う学び方もあっていいんだと、それがどの地域でも
当たり前になる社会になってほしいです^^

わぁ!!!
すごいすごい。何だか涙がでちゃうよ…
いつもいつも支えてくれたお母さんがいたから、新しい環境にも飛び込めたんだよね。
それが良い方向にいって本当に良かった!!!
仲間がいるって心強いよね!
恵さんも遠いところまで毎週付き添いお疲れ様!
また話聞かせてね!

ひろこさん

いつも見守っててくれてありがとう〜!新しい環境、選んでほんっとによかった!!毎週日曜日、高田馬場まで通ってたけど、なんと仙台から来られてた親子もいたんだ!講座を待ってる間、お母さんたちと色んな話ができたのもすごくありがたかった。一人でどうしてあげたらいいのか悩んでたから(^^;;それは息子も同じく。仲間と会うのを毎週楽しみにしてたよ!

愚痴り合うんじゃなく、話して情報共有し合って、前に進む仲間の存在ってホント大きい!ここもそうだよね。
また続き、話聞いてね(^^)

読んでて涙が出そう…!
いっくんの優しさは恵さんの優しさをしっかり受け取ってるからだよね!
壁にガンガンぶち当たっていく子育てで、悩んでたくさん涙も出るけど、わが子を想う一心なんだ、って思う。
一緒に話していて、こうやってペンを持って感じるね!
記事にするまでにきっと葛藤が沢山あったと思う。でもこれを見て勇気をもらえる人や理解する人が沢山いると思うー!!
いつも丁寧に寄り添ってる恵さんと頑張るいっくんをこれからもずっと応援してるよー!!

千尋さん

ありがとう〜!壁にぶつかりながらも(笑)スマートじゃないけど、ここまで来られたよ〜(^^)
小さな一歩かもしれないし、他の地域では当たり前になってきてるかもしれないけど、息子が道を切り拓いていってる姿は最近頼もしくもあります。「みんなと違っちゃいけないんだもん!」って泣いた子が、違うやり方を堂々と選択できてる。自分でステップを踏んでいってて、この経験はきっと先々も生かされると思う。

「最近授業が楽しい〜!」って言っててそれがまた嬉しいよね。

千尋さんが書いてくれたように、もし1人でも誰かの理解や励ましに繋がったらありがたいね。

応援いつもありがとう〜♡こちらも応援返ししまーす♪

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ABOUT US
山﨑恵
肝っ玉母ちゃんに憧れる繊細母ちゃん。アメリカで子育てをスタートさせるも、第二子出産後に産後うつになる。あの頃の自分にも、いま同じ思いをしている お母さんにも言ってあげたい。「いろいろあるけど、それでも大丈夫だよ」って。数年前、夫の実家の横須賀にあるカフェでお母さん業界新聞を手にとる。 配ってくれた人がいて、ここにたどり着いたご縁に感謝! このままの「お母さんであるわたし」でペンを持ち、人と社会とつながりたい。いまは地元埼玉県川口市で子育て・自分育ての根っこを下ろし中。 最近はまっているお灸でぽかぽかするのが至福の時。子ども/小6男、小3女