お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ただのアイスコーヒー

美味しくて気に入っているパスタ屋さんに入った。

「お一人様ですか?」

私「そうです〜」。

「こちらへどうぞ」。

通された席に座った途端、案内してくれた店員さんが声をかけてきた。

「植地さんですよね?」

私「そうです〜(びっくりお目目)」。

しっかり顔を見て、???と思ったけど、だんだん思い出してきた。
保育園の時に、子どもの学年は違うけど一緒に役員をやったママさんだ!

私「こちらでお仕事されているんですね!」

「そうなんです、実は前回いらしたときも気づいていたのですが、もし違ったらと思って、聞けなくて〜。よかったです!合ってました!」。

とってもうれしかった。

食事を注文すると、さささっと彼女が近寄ってきて、

「お飲み物、サービスします!いつかお礼したいと思っていたのですが、なかなかできなくて…。それが今日です!その節は、ありがとうございました」。

と言われた。

蘇る記憶と、心に生まれた、あたたかい気持ち。

確か、ベビーグッズをもらってもらったことがある。
一緒に役員をしていただけのつながりだったけれど、当時、お家まで届けたかも。

子どもが小さなうちはなかなか手が回らなくて、お礼ができないままになってしまったと。
お礼なんて、と思うけれど、
彼女の心にはきっと、ひっかかっていたのだろうと思うと、
逆に申し訳ない気持ちと、
「本当にあの時助かったんです」、と言われると、
使ってもらえて良かったなと、うれしい気持ちと。

もう子どもたち高校生ですね〜
なんて、少しの会話と彼女の笑顔になんだか安堵。

ただ、2人ともお母さんだということだけのつながり。
15年の時を超えて、よい子育てをしてきたのかも、とも思えたできごと。

 

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植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。