お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

生きるための選択

昨日、主治医との面談があった。

幸一は微熱は続いているが肺炎のような所見はなく
入院後、大きな変化はないようだ。

リハビリを受けていて食べる練習もしているが舌が動かず
食べることが難しいと言われた。
また、食べ物を口に入れると唾液が増え、それが気管に流れ込んでしまい誤嚥の危険も高まるようだ。

医師は胃ろうが必要であると言われた。
今は鼻腔チューブで鼻から胃まで管を通したものから栄養をとっている。鼻にチューブが入っているのは本人は辛いのと、チューブに影響され分泌物も増えるので、これ以上鼻腔チューブを続けるのは良くないそうだ。
胃ろうは胃に穴を開け直接胃に栄養を送るもので
本人は痛みも無く安全だそうだ。

幸一に説明して本人が納得したら胃ろうをしてもらうことにした。
病室に行き幸一に胃ろうの説明をすると、じっと私の目を見ている。考えこんでいてすぐにはイエスの返事は無かったが、胃ろうにした方が家に早く帰れると話すと目をパチリとさせた。
「そしたら、胃ろうにしてもらうね」と言うと
もう一度、パチリとまばたき。
イエスの意思表示だった。

主治医に幸一の意志を伝え、胃ろうをすることを決定した。

食事を飲み込むのが苦手な幸一。
いつかは胃ろうを選択する時期が来るだるうと思っていたが、こんなに早くに来るなんて思いもしなかった。

また、涙が溢れてきた。

2件のコメント

福田さん

幸一さんの笑顔が見れた投稿に喜びが溢れました!
そして、次は決断の時。

脳裏に「人生はサインカーブ」という言葉が浮かびました。永守重信氏の言葉です。
辛いことの後にはかならずいいことがやってくる。なので私は日々の生活の中、嫌なことや辛いことがあっても必ずいいことが待ち受けている、そう思うようにしています。
幸一さんと福田さんのこともいい方向に向かうことを祈っています。

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福田有子
なにわのオカン、3人のこどもがいます。 こどもといっても、みんな成人していますが心配事は無くなりませんね〜。 あのこ達の幼い頃の写真を壁に掛け、今でも子離れ出来ない私です。