お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

捕鯨帰りの土産物、表情も愛らしい「鯨車(くじらぐるま)」

古くから捕鯨が盛んな高知県室戸市や和歌山県那智勝浦地方に残る、クジラにタイヤを付けた郷土玩具「鯨車」。

長い漁に出た父は、わが子の土産に木を削り、鯨舟や鯨車を刻んだ。

遠い海の上、命懸けで働く父は、会えない家族への想いを刃に込めて無事の再会を願ったことだろう。

家族の喜ぶ顔を思い浮かべる時間が幸せであったことは間違いない。

待つ者たちにとっても、父を迎えるうれしさはいかばかりか。

ましてやかわいい鯨車まで連れ帰ったのなら、なおさらだ。