お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

佐賀県のチャレンジ報告〜県庁編〜

コッチの建物は、初めて入りました。ドキドキした~。

7月、佐賀県での新聞の活動について協力体制ができないかと佐賀県知事に佐賀県の有志6名で手紙を出しました。
その際に、この場を借りてアンケートを集めました。

アンケートをお答えくださった大学生の皆様、ありがとうございました。
佐賀からエピソード大募集!

アンケートは後日公開できたらと思っています。

8月31日に福岡県久留米市から発信しつづけているMJアヤさんとMJ安達さんに力をお借りして、お母さん大学生4名で佐賀県庁へ訪問しました。

「しまった!4人で撮るのを忘れた!」と後悔しながら、佐賀のお母さん大学生2人で撮った記念写真。左が私。右が通称ミーさん。他の佐賀のお母さん大学生に報告のため写真送ったら「慶子!珍しくメイクしてるやん!」とこの写真で突っ込みをいただきました(笑)私だってやるときゃやっとばい(笑)

アヤさんはお母さん大学と久留米での活動について、私は佐賀でどんな活動をしたいかを説明することになり、私がしっかりプレゼン資料を作るのは10年ぶり…。

相手に見せる資料作りって本当に難しい!!

どのようなストーリで伝えれば相手に私の想いが伝わるのか。考えれば考えるほど、ページ数が増えて散漫していきます。

独身の頃に仕事で作ってきた頃に比べ、こんなに困難を極めるとは…脳の退化は恐ろしいものです。

お母さんになって数年経つから頭では分かってはいたけど、『ザ・夏休み』の子ども2人いる中で集中できる時間はほどんどない!その上、突然の父の他界でそれどころではなくなり…。

父の他界はショックでしたが、父の『死』はマイナスばかりの気持ちではなく、それ以上に学んだ期間でした。このタイミングだったことも意味があったと感じます。

私自身が『子』であり、子どもたちの『母親』であるを実感し『生』への感謝も改めて生まれました。また、私の姉妹家族みんなで宿泊したときには、20歳過ぎから3歳という幅広い年令の従妹同士が親である私たちが何も口を出さずとも自然とお世話したり遊ぶ光景がありました。その様子を見て、これが未来の子育てに必要な環境の一つだと感じたからです。

久しぶりに会えた倍の年齢差がある20歳過ぎた甥に資料について相談すると「慶ちゃんの人生のストーリで感じていることを順序だてて伝えるものにすればいいんだよ。」と素直で神がかったアドバイスが…。
そのおかげで、段々と頭の中でまとまっていきました。


私の資料の題名は、島田洋七の小説『佐賀のがばいばぁちゃん』にちなんで

がばいかぁちゃん

  • 自分の母歴、初産に感じたこと。
  • 子どもにはお母さんの笑顔が心の栄養源であること。
  • 産後は必ず新たな人間関係の構築が必要であること。
  • 「助けて」と言える場所があっても、自らが言えないと意味がない。社会自体がSOSを言うのが普通という環境にしていくことの大切。
  • アプリ支援とお母さん業界新聞との違い
  • 子どもの栄養源であるお母さんの笑顔が増えるように佐賀県でやっていきたいこと。

など。


 

当日は案の定、息子が日常とは違う私の行動を感じ取りすんなりと朝の準備は行きませんでしたがそれも想定内。前日から息子のことをお願いしていたのにもかかわらず夫の寝坊…それも想定内。

朝の出来事も「こんなことがあったのよ~」と笑って話せるのも、それこそお母さん業界新聞を書いて日頃をネタにしようという眼鏡があったおかげです。

 


MJアヤさんが伝えてくれた
「お母さん大学は健常者・障害者の隔たりがなく『お母さん』が集まった場所」

資料には書かなかったけど、私も強く共感するところでありリアルな場所でも必要だと感じます。

それは単純にまずは私が知らない世界を知りたいから。知ったらきっと自分なりにできることが増えるから。

私自身、健常者とか障害者とかという表現自体が好きではないけど他の表現も見つかりません。なので仕方なく使いますが、日常的に私と関わる友人の子にも障害者はいます。私は、よくそのお母さんにその障害の特性について、定期的に時期をかえながら質問をしています。それは、私も子もは健常者で、障害者を持つ親が見るも子の見る世界も気持ちも分からないほどの知らない世界。でも、理解しようと努力することはできると思うからです。また、どんなことが特徴的で、日常生活でどんなことが難しくて、どんな対応をすれば理想的なのかも成長に合わせて変わってくるから定期的なのです。

それが分かれば私にとっても我が子にとっても、それがその人の「普通」であることを理解できるし自然に動くことが出来る。それを知る機会になっているのは、そのお母さんのおかげ。そして、お母さん業界新聞や母ゴコロで勇気を出して発信してくれているお母さんのおかげで知ることが出来ています。だから、とても知ることが出来ることに環境に感謝しています。

私は多種多様な子育て環境にあるお母さんとつながっていきたいし、つながっていってほしい。辛いと思っている人ほど、私にみんなに知らない世界を教えて欲しい。それが孤独な子育てを減らす方法の一つだと思うから。

県庁の職員さんにも、そこがより伝わればいいな。

同じ環境同志の交流も大事だけど、混ざり合って全てが「普通」に変わることも大事。今の子育て支援に穴が開いている部分があるとすれば、私はココだと感じるのです。

県庁の職員さんも熱い思いを持っていらっしゃること、県庁側のいろんな内情も知ることが出来たのも今回の大きな学びでした。そして、ただただ普通のお母さんやお父さんだということも。他の支援があるから「いらない」のではなく「できることを探す」そんな前向きな姿勢の職員さん達ですごく嬉しかったです。これから、どう協力体制、信頼関係を作っていくのか。一歩またお母さん大学生の手助けを借りて進めていけたらと思っています。

県知事にも私たちの想いが職員さん経由で伝わりますように。
「子育てし大県」が、今よりもいろんな環境の多種多様な家族が混ざり合ってお母さんが笑顔で子育てできる県に進化しますように。そして、今以上にお母さんたちの笑顔で子どもたちの豊かな心でいっぱいの佐賀県になりますように。

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福元慶子
2016年♀・2019年♂・2024年♂の42歳の母です。亡き母からのメッセージから、「自分が後悔しない選択をしていく事」をモットーに生きてます。好きなことは、一生笑って暮らしたいので毎日なにか面白いことを探すこと・動画制作・写真を撮ること。夢は自由気ままにキャンピングカーで生活。人の心にとても興味と感心を持っている。