お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

僕はもうどこにでも行ける

長男6年生。
実は、この夏休みまで、学校の登下校以外でひとりで外出させたことがなかった。
(通学班の集合場所近くの友達の家、くらいは行ったことあるが)

近所のコンビニにすら行かせたことがなかった。
どんだけ過保護なんだと言われそうだが、
岡崎は車社会、道を歩く人よりも車の方が圧倒的に多い。
なのでとにかく交通事故が怖くて、ひとりで行かせられなかった。

しかし、この夏、ついにあれを持たせることにした。

キッズケータイ!!!

塾の夏期講習に行くことになり、
でも平日ゆえ、夫は仕事で車での送迎ができないため、
(私は運転できませんので)
ひとりでバスに乗って通塾するということでキッズケータイを持たせた。

これがまあ、私にとっては本当にありがたくて!
GPSで位置がわかる、すぐに連絡が取れる、というのが、こんなに安心材料になるとは!

1週間の夏期講習、彼は家からひとりでバス停に行き、
バスに乗り、塾に行った。

運転できないがために、母子での移動は常に公共交通機関な私たち。
それが今回とても役に立った。

そして8月の終わり、
ふと、「名古屋の実家も長男ひとりで行けるんじゃないか?」と思い、長男に提案すると、

「行く行く!」

岡崎に来て10年、数え切れないほど母子で乗ったバスと電車。
駅構内も、電車の乗り方も、完璧に頭に入っている彼。
迷子になることは有り得ない。

安心して送り出した。

「バス乗った」
「特急に乗ります」
「コンビニでお水買っていい?」

逐次来るメールに、ほっこり感。

実家最寄り駅の出入口に私の父が迎えに来て、
父からも「いま会えたよ」と連絡があり、一安心。

おお、ほんとに名古屋にいる。

そして夕方、父が最寄り駅まで送ったあとは、またひとりで改札を通り、ホームに行き、電車に乗る。

ちょうど帰宅ラッシュの時間。
こんなメールが来た。

大人に囲まれて苦しかったらしい(笑)

途中の駅で、会社帰りの夫と待ち合わせて、一緒に帰宅。

長男初のひとり電車旅は無事に終わった。

「ひとり旅楽しかった?」と聞いたら、
「もう僕どこにでも行けるよ」と余裕顔。
ほんとかいな。

思えば昨年、初めてひとりで電車に乗った長男。
お兄ちゃん、お帰り!

長男の成長もすごいけど、
あれだけ過保護だった私の成長もすごいかも!

中学生になったら、母子で出かけるのは病院くらいになるだろう。
こうしてどんどん離れていくんだなあ。

でも、自力で出かけられるようになった長男は、本当にうれしそう。
そりゃそうだよね。自由にあちこち行きたいよね。

文明の利器に助けられて、母子ともに成長した夏になりました。

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ABOUT US
天野智子
MJプロ/みそまるマスター/お母さん大学岡崎 代表/ 中学1年生と小学1年生の男の子2人の母です。 名古屋市出身、愛知県岡崎市在住。 旧家の農家の跡継ぎ長男の妻として敷地内同居中。 日々試行錯誤しながら、育児に奮闘しています。 育児は難しい!でも幸せ。 その間を行ったりきたり・・・な毎日です。