突然の事故

9月9日
一緒にプールにいこうねと貸し自転車で走行中
目の前を走っていた次男が空中に飛んだ
あっ！
その一瞬、沢山の感情の津波に飲み込まれる
どうやって停めたかも覚えてないけれど
横たわる次男のそばに駆け寄った
どこか痛いところは？話せる？

直ぐに、
だからいややったんよぉー
と弱いけれど返事が聞こえた
意識はある
たてそう？
返事はない
救急呼ぶよ！

深呼吸して119コール
声が震えそう
繋がった！
救急です！

救急車の来るまでの数分が長く感じた
プールバッグからタオルを取り出して、
うつ伏せの顔の下にひいた
頭を少し持ち上げたとき
顔から出血してるのが見えた

救急の中でもずっと次男に話しかけてた

病院で待っている間も
ずっと落ち着かなくて
一人が心細かった
次男のそばについていたくて
うろうろしていた

やっと処置と検査が終わって
ベッドのそばに通された

ごめんね、ごめんね、
ママが行こうって誘わなかったら怪我しなかったのにね
自転車借りずに、自分の取りに戻れば良かったのに
ごめんね

手を握って謝っていた
次男は
大丈夫だよ、ママは悪くないから
と、小さな声
歩道のおじいちゃん自転車当たってなかった？

こんなに大ケガしてるのに
近くにいたおじいさんの心配するなんて

幸い入院するほどの怪我ではなく
合流してくれたパパの車で帰れることに
鎖骨ポッキリ折れて
顔面半分深めの擦り傷
車内でも、
ママが代わりに怪我すれば良かった
ごめんね痛い思いと怖い思いさせたね
と、声をかけたら
ママが怪我したらごはん食べられなくなるから、僕で良かったよ
と、優しい次男
その晩は、狭いベットに一緒に寝た
突然、痛くなったり、怖くなったりしないように
くっついて寝た
だけど、意識は次男に集中して、眠れなかった

事故は本当に怖い
送り出した先で、なぜそうなったのかもわからない事故もこわい
一番不安なときにそばにいてあげられないのは辛い

沢山美味しいものを食べて
早く元気になりますように

こんなときも祈ることしかできない