お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

成しとげた母たち①【いざ、出陣!京都駅からNidec本社へ】

出発点は私の夢宣言だった。

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私の夢は、藤本さんとお母さん大学生の後押しを得て、お母さん大学の夢となった。2022年11月11日、『成しとげる力』の手書きの感動文をはじめて永守さんに届けた。

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それからも、『大学で何を学ぶか』『運をつかむ』と連続3回永守さんのご著書への感動文を届けた。そのことが永守さんの心を動かし、とうとう永守さんがお母さん大学生と会ってくれることになったのだ。最初の感動文を届けた日から待つこと1年、その日がとうとうやって来た。

2023年11月25日(土)9:10 必ず緑色をひとつ身につけて京都駅八条口送迎バス乗り場前集合。

この日この時間、身ひとつでこの場所に来るまでにお母さんたちはいったいどれだけのことを家族のために成しとげて来たのだろう。

子どもたちの世話をする人を頼み、お稽古ごとの送り迎えを頼み、作り置きの食事の支度をし、洗い物や洗濯ものを片付け、お留守番の子どもたちを説得して来たであろうお母さんたち。

ほぼ寝る時間も確保出来ずに始発電車に乗ったお母さん、始発でも間に合わないため断腸の思いで前泊したお母さん、思い切って家族旅行にしたお母さん、参加者の数だけそれぞれがこの日までにすでに成しとげて来たドラマがあったはず。

志はあってもここに集うことが叶わなかった多くの仲間たちもいる。その仲間たちの思いも背負い、藤本さん、青柳さんを筆頭に総勢21名、ひとりの遅刻者も出さずに無事集合場所に集まった。誰もが笑顔。お母さん大学あるあるで、初対面でもすでに旧知の仲。

Nidec社から直々にバスでお迎えいただいたのは秘書室長の平田さん。ピシッとスーツを着こなし、長い黒髪をきっちりと束ね、笑顔が素敵な女性。

バスに乗り込み、出発!

揺られること30分近く、途中、雨上がりの空には虹も出ていて私たちの訪問を歓迎してくれていた。バスは最後にご厚意でニデックパークをぐるりと回ってくださり、京都で1番の高さを誇る本社ビルに到着。

秘書室の皆さんのお出迎えを受けて中に入るとさらに何人もの職員の方にとても丁寧に出迎えられた。今日のために用意されたと思われるコートハンガー、荷物置き場に案内され、トイレ休憩も確保してくださった。

ひと段落すると、創業時のプレハブ小屋の隣に用意されていた緑色の椅子に座り、ニデックヒストリーを映像とお話で学習。熱く、ユーモアを交えたお話を担当してくださったのは、勤務歴45年の田端さん。勤務歴50年の会長、社長に次いで3番目に長いとのこと。

なんとこの方は永守さんの本に書かれていた「早飯食い」で採用された方とのこと。永守さんのことを6001度、つまり「太陽より熱い」と表現し、永守さんに怒られた数は18391回だそうだ。使命感をもって「日本電産(ニデック)のよいことを伝えていきたい」と語る姿に、会社をこよなく愛し、永守さんを人として敬愛していることがとてもよく伝わった。

 

プレハブ小屋を見学後は永守さんとの写真撮影タイム。きちんと並べられた椅子と台。その最前列の真ん中に永守さんが座られる。永守さんを待つ間、私たちの緊張をほぐしてくれたのはどっしりと大きなオルゴールが奏でるクリスマスソング。その音色に聞き入り、感激するお母さんたち。

写真用に整列して何度か試し撮りを行い、いよいよ永守会長のお出まし。明るめの緑色のネクタイとポケットチーフをあしらった紺色のスーツ姿の永守さんをを目にした瞬間、歓声とともに大きな拍手が起こった。興奮するお母さんたち。「ひまわりー」の掛け声でとびきりの笑顔がシャッターに収まった。

次は場所を会議室に移していよいよ永守さんの講演会。見事に緑色に彩られたエレベーターで10階へ。

(②へ続く)

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2件のコメント

永安さん!
夢に便乗させていただき、ありがとうございました!
そしてこのレポートが泣く泣くお留守番組だった私も京都に行った気分で読ませていただきました!
エレベーターまでみどり〜!!!
そんなエレベーターみたことないーー!!
永安シリーズの更新楽しみにしています♡

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ABOUT US
永安英美子
神奈川県横浜市在住。3人の息子の母です。お母さん大学と出会ったことで51歳で横浜市立中学校正教員になる夢を叶え、2019年3月に定年退職しました。2019年のクリスマスに初孫が生まれました。そして2022年の秋に二人目の孫が誕生しました。小田和正さん、親子ユニットのダ・カーポさん、宝塚歌劇団宙組の桜木みなとさんのファンです。趣味は劇場通い、断捨離です。船は見るのも乗るのも大好きです。常に夢を追いかけている人生です。どうぞよろしくお願いいたします。