寝る前に母に絵本を読んでもらった記憶がない(愛情はたくさん感じてたけど)。
図書館に通う習慣もなかった。
それでも子どもは自然に本とふれあう。
兄なんか超読書家になったし
私もジャンルを問わず本にはふれていた。
でも「趣味読書」と書くのはなんか後ろめたかった。
私がはじめて「絵本が心地いい」と感じたのは
子どもたちが通う幼稚園へお迎えに行ったとき。
先生がお帰りの用意をした子どもたちを座らせ絵本を読もうとしていて
早めに来たお母さんたちにも声をかけてくれた。
「お母さんたちも一緒にど~ぞ」と。
自然と迎え入れてくれた空気
小さなリュックを背負いかわいくおりこうに
体育座りをしてる子どもたちの後ろにそ~っと座った。
照れくさいけどドキドキわくわく。
絵本の表紙は知ってたけど、へ~こんなお話だったのか、と楽しかった。
先生の声の心地よさ
おはなしを聞かせてもらえる幸せ。
いろいろ押し寄せてきて一人うるうるしたのを忘れない。
おかげで今でも児童書に関わっているんだと思う。
そして絵本は子どもだけのものじゃない、お母さんだって、という
小さな反抗も。
そんなことがお母さん大学で
お母さん業界新聞大阪版で伝えていければ、と思う。
そうだったのね。
意外と歴史は新しい(?)
児童書が専門のお仕事だから、てっきり その昔からどっぷり浸かってたイメージがあったわ。
私も大人になってからのご縁です。
ほっこり豊かな世界に 居心地良いよね。
お母さん同士で児童書を肴に飲みニケーションなんて良いかもね。
私の歴史と知識は浅いです。
だからこそ、もっと単純に素直に楽しみたいな、と。
何歳デビューでも堂々と児童書売り場へ行きたいですね。