お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子を想う母の愛を刺繍に込めて「背守り」

医療が発達していない時代に、お守りや魔除けの一つだった「背守り」。

わが子が病気やケガにあうことなく、すくすくと成長するように。そんな願いを込め、着物の背中に縫い印された。麻の葉は力強く伸びていく生命力、トンボは後退しないところから勝ち虫と呼ばれるなど、文様にはすべて意味がある。

写真は魔除けの籠目紋。一針ごとに想いを込め、わが子を想う時間。それこそが子どもを守るということ。

母心を伝える日本の風習として、後世に残したい。