わが家は、神社もお寺もよく行く家庭だと思います。
よく行くところといえば
① 森山神社(三浦郡葉山町)
荒々しいイメージなスサノオノミコトの妻、クシナダヒメという小さなかわいい姫が祀られています。
地元の人にとても愛されていることが伝わってきます。お祭りには子どもが溢れていて、まるで昭和にタイムスリップしたかのような光景になるのです。
② 海蔵寺(鎌倉市)
萩のお寺として有名ですよね。
その昔、毎晩赤子の泣き声がする裏山を掘ってみると、そこから出てきたのは仏顔だったそうです。こちらを胎内に納めた薬師如来像があり、子育てにご利益があるとされています。私は毎度ここに手を合わせ、子育てをする気持ちを新たにしています。(笑)
③ 春日神社(横須賀市)
ここの狛犬さんがお気に入りなのは7歳の娘です。いつも顔を突き合わせて何やらテレパシーをしています。
通っていた幼稚園の近くで、たまにお迎えの日はここでお参りをするのがお決まりでした。
④ 満願寺(横須賀市)
↑お墓のお掃除でご先祖さまが喜ぶと聞けば、せっせとやります。
こちらは吉村家の菩提寺です。美しい栴檀(せんだん)の木があり、そのお庭で行われる春の文化展が素敵です。
なぜ神社やお寺に行くようになったのかと言えば、心を落ち着ける場所が欲しかったからだと思います。
風を受けて、古から続いてきた木々や建物に触れていると、自分の生きている人生が、それに比べていかに短いか、まだまだ続きがあるんだと分かります。
深呼吸をして、ここに流れる空気を同じように吸った先人が、どんな暮らしをしていたか考えるのもまた、楽しい時間です。
今では、深呼吸をするために訪れる傍らに娘ができました。
親の見よう見まねで「なむなむ」をする、その姿は美しいものでした。
“人が見通せるものは所詮目に見えるものだけ”。
子育てや人生の成功を祈るより、目の前の子どもが手を合わせる姿を見ていたら、
そこにこそ、希望がありますね。
神さまを知らずにしても、祈る姿が整う子どもの背中。
そこにも神さまが在るような気がしてなりません。
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