最近神社に行ったのは…確か初詣。
鳥居をくぐるときは端を通るとか、手や口の清めかた、二礼二拍手一礼といった礼儀作法を昔父や母に教わったなぁと思い出し、今度は自分が子供に教える番が回ってきているけれど…ちゃんと説明できるか自信ないなぁ…と感じたことを覚えている。
考えてみると、礼儀作法以前に…目に見えない神様仏様、ご先祖様と心で繋がろうとするという行為自体を、どう子供に教えたらよいものか…?
そもそも自分はどうやって身につけたのかと振り返ってみると、教えられたから…というよりも、幼い頃から親や祖父母が日常的に神社やお寺・神棚や仏壇で真剣な顔で手を合わせる姿や念仏を唱える姿を繰り返し目にしているうちに、目に見えない大切な世界があること、ご先祖様がいたから今自分が生きているということ、死への漠然とした恐怖…等を感じたことが今の自分の神様や仏様に向き合う感覚の礎となっているように思える。
あれから30年。今の私は…、ふとしたときに神様や仏様、ご先祖様に想いを馳せることはあっても、行動としては…日常の忙しさにかまけて神社にも寺にも足を運んでいないし…もちろん家に神棚もなければ仏壇もない。
なんと…気づけば子どもたちに、合掌して祈る姿をほとんど見せていないではないか。
この環境で…我が子たちは、目に見えない過去の世界や、人間を超越した何かへの畏怖を感じる経験を…果たしてどれだけできているだろうか?
…。
これは…まずいかもしれない。
先祖代々受け継がれてきた日本人固有の精神性のバトン。目に見えないものだからこそ、行動を通して子供に伝えていきたい。
なかなか親にしてもらったことと同じことはできないけれど…せめてもっと神社・お寺に足を運ばなくては!そしてご先祖様や神様仏様の話を、子どもとたくさんしなくては!
三谷さん。
今からでも遅くないですよ。
私も、一からの学びです。
お母さん大学をやっていなかったら、気づかなかったかも。
長い子育て、いろいろなことがあると思います。
そんなときこそ、近くの神様が力になってくれるのでは。