お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

伏線を回収したら

成人したって、子どもは子ども。

だから、まだまだ口を出すし、伝えなきゃならないことは、何度でも繰り返し言う。

「わかってる!」

「なら、ちゃんとやってよ!」

そんな親子のやりとりがあった日。

ふと
その頃の私もそうだったなと、自分のことを思い起こしていた。

だけど親となった私。譲れない部分がある。

子育てには、ここぞ!という場面が度々起こる。

その時は、本気でわが子と対峙しなきゃならないとき。

旦那を交えて3人で話し合った。

といっても、親の一方通行になっていた。

「親になればわかるよ」。

わが子にそう言った。

遠い昔、私も母からそう言われたことがあった。

親の心子知らずと言う言葉がしっくりくるかのように
子どもは目を合わせない。

当時の私もそうだったかな。

日曜の昼下がり。
LINEが届いた。

「まきちゃん、今日何してる?」高校からの親友からだった。

私に会いたいと言っている人がいると。

会いたい!そう返信した。車だから近くまで行けるよと連絡が来た。

わが家に来てもらうことになった。

近くまできてるけど、どこかわからん!

うちの家、ナビが途中で終わる。

玄関を出て坂道を下って行くと、すぐに見えた。

伏線1.懐かしい人との再会!!

もう一瞬であの頃にタイムスリップ。

Sくんは、顔をくしゃくしゃにして全力で笑う、これ変わらない。

「3人合わせて150歳やん!」

そう言って親友はゲラゲラ笑った。

私達3人は近況を報告し合い、私は直近のわが子との対峙の話をした。

Sくんは、自由人で、どっちかというと子どもよりの発言を繰り返す。

私達女2人は、親目線で猛烈に反発!

そんなやりとりの中、Sくんは確信をついたが、私はスルーした。その時は…。

そして、親友は

「学生の時のまきゃんと同じや~ん!」

そう言ってまたゲラゲラ笑った。

母となり悩める子どもの話は、私が学生のとき同じこと言いやったやん、おんなじなんやけど!と、親友。

この再会が、大きな意味があったことを後に知る。

雛人形。


ひな祭りの前日に慌てて押し入れの奥から引っ張り出していた時、ふと横の紙袋に入った書類のファイルに目が留まり、手が止まった。

伏線2.母親からの手紙を見つけた。

私宛のその手紙には、母の言葉がびっしりと綴られていた。今の私の気持ちと通じるものがあった。

そして、先日のこと。

伏線3.職場の人が最近読んだ本でとっても良かったと教えてくれた本があった。

それを読んで、また感銘を受けた。先祖との繋がり。

伏線4.知人から、父が亡くなり葬儀が終わりましたと知らせがあった。

子どもが大きくなるということは、私たちも年を取るというとこで、それは自然の摂理でつらいけど、それでも命のバントを繋いでいるのだからと返信した。

伏線5.長男にLINEで相談した。

ここ最近のLINEは業務連絡ばかりだったけど、やっぱり最後は頼りになる、わが家の長男!

ここ数日、いろんな出来事があったが、散らばった伏線を回収していくと、点と点が繋がった。

そして今、まだ子どもに伝えるべきことがあったことに気が付いた。

子どもともう一度向き合わないと!

近くにいるのに、とっても遠く感じるわが子へ。

もう一度、今のあなたの気持ちを大切にしながら、今の母の思いをぶつけるよ。

あなたの心をちゃんと捕まえるておくために!

✳︎アイキャッチは、21年前に、母が私にファックスしてきたもの。

2件のコメント

田端さん、お母さんが書かれたFAX。宝物ですよね!私もかつて父からFAXでメッセージをもらったことを思い出しました。
そしてそして「子どもの時は目を、少年の時は心を離すな」というメッセージが強く心に響きました。もう手を離すなという時期は終わりかけのようですが、いつまでも子どもを見守っていきたいなと思い返すことができました。

田久保さん

お父さんからのファックスとは!それはそれは大切な宝物でしょうね!

子どもは親の知っている範囲から、成長と共にどんどん世界が広がっていきます。
SNSも普及して、メッセージのやり取りができる時代。
自分の時にはなかったこと!
しっかり心を掴んでいないと危ない時代となりました。

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ABOUT US
田端真紀
社会人の長男を筆頭に大学生の二男と長女、看護学生の二女、高校生の三男の5人のワーキングマザーです。長男が自立して6人で横浜に住んでいます。北九州市出身。MJプロ。母フラ、母レレ、母ドラメンバー。みそまるマスター。