お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

絵本を通して親子を笑顔に えほん箱 

『数字はわたしのことば』

文:シェリル・バードー
絵:バーバラ・マクリントック
ほるぷ出版/1760円

数学者ソフィー・ジェルマンの物語。「数学のことを考えるな、というのは、鳥に空を飛ぶな、というのと同じ」。

女性だからと学ぶことも成果を認めてもらうことも難しかった時代だが、「振動の研究」はその後の高層ビルや長い橋の建築に役に立っている。

あきらめない強さ、細やかな絵が数学の楽しさとソフィーのかわいさを表している。

 

『ぼくはいしころ』

作・絵:坂本千明
岩崎書店/1650円

道端に落ちている、誰にも気に留めてもらえない「いしころ」のように、感情をころして生きていたネコが、人のやさしさに触れ、我慢していた本当の思いに気づいていく。

寂しそうだったネコが感情を素直に出せるようになり、生き生きとした姿に描かれていて、絵本の中から飛び出してきそう!

命と勇気を吹き込んだ画力に感激する。

 

『レミーさんのひきだし』

作:斉藤 倫 ・うきまる
絵:くらはしれい
小学館/1540円

レミーさんの引き出しには、お気に入りのきれいな箱やビン、リボンがいっぱい。

ジャムを入れたりパイを包んだりと活躍する。

「わたしのこと忘れてない?」と、取り残された小箱は切なくなるが、最後は思いも寄らない素敵なプレゼントになって…。

翻訳絵本を思わせる装丁の絵本。表紙カバーと本体が違うのも魅力。

 

『おたんじょうび ふ~』

作・絵:たなかしん
ライツ社/1320円

「ねえ、おたんじょうびのひみつしってる?ケーキのうえのろうそくのひをふーっとけせたらねがいごとがかなうんだって」。

ハッと気づかされた誕生日の大切さ。

子どもの誕生日には大きなケーキにロウソクを立て、早く消さなきゃ!火傷しないように!と急かしてばかりだったけれど、「ねがいごとはなあに?」って聞いてあげたい。

 

『1・2・3・4・5・6・7・8・9・10』

作・絵:谷口智則
金の星社/1540円

「いちご1こ、ちゅー」数と数え方を覚えたら生活がずっと楽しくなる!

そんな気持ちにさせてくれる絵本。

ページをめくるたびに美味しそうな果物や野菜、動物がどんどん増えてきて…。

裏表紙の見返し部分には「いっこ」「いっぽん」など、数の数え方表があり、おやつを食べながら学べる。

おうちの中には学べるチャンスがたくさん!

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