お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お墓参り

今日は母の命日。
昨日のことだがお墓参りに行ってきた。
実家はすでに人手にわたり、
ほんとうにお墓参りするだけの帰省。
実家のお墓は交通の便が悪いところにあるので、
最寄り駅からタクシーに乗り、
そのまま待ってもらう間の慌ただしいお参り。

離れ離れだったお父さんとようやく一緒になれて
ふたり仲良くしているかな?
なんて話しかけながら手を合わせる。

片付けを済ませて帰り際、
ふと口から出た「ありがとう」
あれ?なんでありがとうなんだろ…
そう思いながら「すみませーん」と
待ってもらっていたタクシーに乗り込む。

結婚して家を出るとき。
ちゃんと言えなかったな、お礼の言葉。
そんなことを思い巡らせながら帰途に着く。

帰りの新幹線の中で、
母ととても仲良かった叔母から、
お供えの花が届いたと、弟から連絡が入る。
「よく家に遊びに行ったこと思い出してます」
とメッセージが添えられていたそうだ。

寂しさがこみあげる。今さらだけど。
最後に聞いた母の言葉も「寂しいね」だった。
寂しいけれど仕方ない、と弟が言ってきた。
春先に実家の玄関先に咲く梅の花。
次の住み手の方はこの木もたいせつにしてくれるかな。

2件のコメント

佐藤さんのご実家は、もう、別の方が住まれてるのですね。

うちの実家も、もう誰も住んでなくて、いずれ売りに出すことになるのかなぁとも思います。

次の住み手の方への思い、まだ、現実にはなっていませんが、通じる思いが私の中にもあります。

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ABOUT US
佐藤るみ
母親歴32年。乾杯歴31年。いまだにふたりの息子たちに育てられています。ばあば一年生となりました。