あの日描いた夢が叶った日

昨年11月。

チーム岡崎で子育てイベントに出展した時、「お母さんも夢を描こう!!」をテーマに、自分の夢をふせんに書いてもらうワークショップを開催しました。

おかざきこそだて会議

その時、私も僭越ながら夢を描きました。

「推しのライブに行きたい!!」

あれから1年、ついにその夢が叶いました!!

リアルタイム世代じゃないけどその歌声に聴き惚れ、突如沼落ちしてから3年。こんな日が来るなんて…!!

日曜で激混みの名古屋駅を攻略し、SNSで繋がったファン友さんと待ち合わせてお茶して、グッズも買って夢にまで見た推しの生歌をたっぷり堪能。余韻に浸りながら帰りの電車に揺られて…お腹いっぱい大満足、とても楽しくて幸せな1日でした。

思えば「お母さんとしての罪悪感」から、推し活を諦めていた私。

趣味や遊びをやらず、お母さん業にただ邁進する母を見て育ったので「母たるもの、最優先すべきは家族」という固定概念を持っていました。

特に我が家の場合は、発達障害児の息子がいる。まだまだ甘えん坊で泣き虫の娘もいる。

手のかかる2人を、たとえ扱いに慣れた家族であっても預けて1人思いっきり楽しんで来るということに母として罪悪感を感じてしまい「ライブに行きたい」と言い出すこともできず、ずっと行きたい気持ちに蓋をしていました。

今年、娘が小学校に上がって一段落。そして、息子も薬の種類や量を変えてからだんだん落ち着きがみられることも増えてきました。

そんな時に全国ツアー日程発表。そして同時にふと思い出したのが昨年ふせんに描いた夢。

自分の中でピーンと直感がはたらきました。

「これは今行っとかないともうずっと行けないかもしれない!!」すぐパパに話をしました。

実家の両親はあいにく予定があるため頼れず、完全ワンオペになってしまうにも関わらず返ってきた言葉は「行っておいでよ」。

パパ、あなた神ですか…!!

当日も子供たちの相手にお風呂、洗濯物もしまって寝せるところまで頑張ってくれました。

実は息子と娘には、ライブに行くことは内緒にしていました。娘も推しがお気に入りなので、「ママだけずるいー!!」と、怒って泣かれるのが非常に困るので(笑)表向きは「高校の時のお友達と何年ぶりかに会ってくる」ということに。ウソついちゃってごめんね。

子供たちはもう寝る時間でしたが、私が帰るまで起きて待っていてくれました。「ただいま!!」と玄関に入るなり泣きながらしがみついてきて、思わず私もウルウルして2人を抱きしめました。

寝る時までママが家に居ない、というのはめったに無いことなので何か張り詰めていたものが解けて泣けちゃったのかな…お留守番、よく頑張ってくれました。

私のわがままを聞いてくれた家族には本当に感謝しかありません。

今までは「子供たちいるし無理だよね」とか「私にできるわけがない」なんて一歩踏み出す勇気が出なかったけど、今回こうして思い切って言葉に出して家族に伝えられたことは、これからやりたいことや夢がまた出てきた時にきっと背中を押してくれる。そう思います。

お母さん大学に出会ったこと、チーム岡崎の一員になったこと、あの日夢を描いたこと、身の回りがタイミング良く落ち着いたこと、家族の協力があったこと。

これらが実を結んだ、私の夢が叶った日。

全てのことに、ありがとう!!