お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

粋な提案

長野にいる私の両親が週末横浜に遊びに来ることになり
どこに連れていこうか夫に相談すると、みなとみらいの観覧車を勧められた。

うーん…

足が悪い父を並ばせることになるかも…

子供が途中で本気で怖くなっちゃったら困るな…

と、瞬時にネガティブな想像が膨らみ…

「並ぶかも」
「寒いかも」
「乗ったことあると思う」
「たのしいかなぁ…?」

など…だいぶ否定的なぼやきを連発してしまった。

だが夫は
「え~いいと思うけどな。」

と、珍しく譲らない。

そしてその後に

「だってあの観覧車は、ずっとあるでしょ。」

とぽつり。

はじめは意味がわからず、ん??と思ったけど…

少し考えて気がついた。

そうか…私はただ、目の前の時間をどうやって皆で楽しむかだけを見ていたが…彼は何年も先の、子供達の目線で考えていた。

子供達にとっては、みなとみらいは馴染みの景色。

象徴的な存在である観覧車に祖父母と乗れば、将来あの観覧車を見るたびに「あの時おじいちゃんおばあちゃんと乗ったな」

と、思い出せるでしょ。ということ。

なんと。

我が夫ながら粋な提案じゃないか!!

 

「観覧車はずっとある…」

うんきっと、そうだよね。

そして私たち自身は…そうではないんだな、、

などと、先のことを色々と想像して切なくなった。

でもこの切なさは、今がずっと続いてほしいという願いの裏返し。

つまり私は今、幸せなんだ。

色んな気づきをくれた夫に感謝である。

ありがとう。

明日は必ず観覧車に乗ろう。

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ABOUT US
三谷 マミ
横浜市在住、会社員として時短で働きながら男の子2人を育てています。日々慌ただしく過ぎていくけれど…子ども達がくれるたくさんの喜びや学び、宝物のような時間を噛みしめていけたらなと思っています!