Aボールに対する恐怖心をなくすことが大切です。
新聞紙キャッチボールから始めましょう。

「投げる」動作は、小さい時からどんどん経験させてほしい運動です。

腕を後ろに引いて体幹をねじる動作や、体幹からボールまで力を伝えていくタイミングは、大人になってやろうと思ってもなかなか習得することが難しい巧みな動作だからです。

キャッチボールが苦手なお子さんの中で多いのが、飛んでくるボールを見ると身体が固まってしまう、「ボールが怖い」というお子さんです。ボールを怖がらずに捕るためにおすすめの遊びが「新聞紙キャッチボール」です。

ボールは、新聞紙一枚をくしゃくしゃにして丸めるだけです。小さくすれば野球ボールに、大きくすればバレーボールにもなります。当たっても痛くないので、怖がらずに遊ぶことができます。家の中でも遊べるので、ぜひ親子でキャッチボール遊びを行ってみてください。

その時に、投げ方や捕り方の細かい動作指導は行わなくて良いです。ボール投げやキャッチボールを繰り返すことによって、効率のよい身体の使い方・ボールの投げ方が脳に記憶されていき、少しずつ動作がうまくなっていきます。

幼少期にパパ・ママと一緒に身体を動かす楽しさを体感することで、運動が好きになっていきます。「運動が楽しい！」と感じられる経験をさせてあげることが大切です。