お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

【World News 】びっくり! カタルーニャ地方のクリスマス編

スペインのカタルーニャ地方。サルバドール家では毎年、12月初めになると、「ティオ」という丸太の人形を山に迎えに行くという。

「今年もティオが待っててくれたー!」と6歳のアナちゃん。

あったかい毛布と帽子をかぶったティオ。この日から24日の夜まで、ティオのお世話係はアナちゃん。毎日みかんやバナナの餌をあげると、翌朝には皿の上には皮しかない!ティオが食べるんだとか。そうしてせっせとお腹を満たし、

24日クリスマスイブの夜になると、大きな布をかぶったティオはカガ(便)がしたくなり・・・。

「ティオ♪ティオ♪カガティオ、クリスマスの丸太♪干し魚はいらないよ。お菓子をちょうだい!」

そう伝統的な歌を歌って棒でティオのお尻をたたいて便をうながし、布を持ち上げてみると・・・・

なんとそこにはプレゼント!!

もう一回たたいてみよう。あ!あった。もう一回。もう出ない。今年のティオはもうおしまい。

不思議なことに、こうして25日の朝になると、ティオは山に自分で帰っていなくなっているという。

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これはカタルーニャ地方の伝統的な風習。土を豊かにする大切な肥料となる便を来年の豊穣の象徴とする文化があり、人形にしてクリスマスのイエスキリストの箱庭にも飾ったりもするとか。丸太のティオはお菓子を出すことが主流だけど、クリスマスプレゼントが出てくる家もあり、サルバドール家でもそうだとか。もちろん親による演出だが、

「冬のブーツやパズルが出てきたよ!」と喜ぶアナちゃん。2024年のクリスマスイブは、ティオはどんな風にしてるかな?

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ほかにも1月5日の夜には三人の賢者が街にやってきて、家で靴をきれいに磨いておくと、翌朝プレゼントをベランダに置いてくれたり、クリスマスシーズンは街中が楽しみに溢れている。

クリスマスを一緒に過ごす丸太のティオと
マーケットには、丸太のティオがたくさん!
家から徒歩15分にあるサクラダファミリア

アナちゃんのお母さんの安藤幸子さんも、初めはこの風習に驚いたそう。でもティオの手助けをできるのも親ならではの醍醐味。今では毎年、子どもの反応も含めて楽しい時間だそう。「こうやって明るく元気に、創造性豊かに多様な文化や考えを理解しながら大きくなってほしい」とアナちゃんへの願いをこめている。

知って深まる世界のクリスマス!今頃サンタさんも子どもの笑顔を楽しみに大忙しかな!

Merry Christmas to all children around the world!! Peace on earth, good will to all.

 

 

 

 

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ABOUT US
山﨑恵
肝っ玉母ちゃんに憧れる繊細母ちゃん。アメリカで子育てをスタートさせるも、第二子出産後に産後うつになる。あの頃の自分にも、いま同じ思いをしている お母さんにも言ってあげたい。「いろいろあるけど、それでも大丈夫だよ」って。数年前、夫の実家の横須賀にあるカフェでお母さん業界新聞を手にとる。 配ってくれた人がいて、ここにたどり着いたご縁に感謝! このままの「お母さんであるわたし」でペンを持ち、人と社会とつながりたい。いまは地元埼玉県川口市で子育て・自分育ての根っこを下ろし中。 最近はまっているお灸でぽかぽかするのが至福の時。子ども/小6男、小3女