お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

息子の声変わりに思うこと

夏休みの終盤のある朝、起きてきた息子(小5)の声がなんだか低い。一瞬そう思ったけど、寝起きだからかなと聞き流していた。でも時間が経っても、やっぱり低い。

あ、声変わり…!!

突然やってきたその時。少しずつ何となく感じていたような気はするけど、明らかに「変わった!」と感じたこの日の朝。

もっと先のことだと思っていた。
いつまでもかわいい声のままの息子を想像していた。

あんなにぽっちゃり丸々としていた顔立ちがシュッと少年らしくなったのも、

背がどんどん伸びて、隣に立つと顔がすぐそこまで来ていることも、

パパに「ここの毛が気になる」って鼻の下のちょっと濃くなった産毛を剃ってもらってるのも、

穏やかすぎてあまり手のかからなかった子が「なんだかイライラしてしまう‥」とつぶやいているのも、

ヲタ芸に出会ってチームを組んで、友達関係がぎゅっと縮まり、ステージに立つために日々練習に励んでいることも、

怖がりで、一人はイヤ!と言っていた子が、急に行ってきていいよと留守番を選ぶようになったことも、

大人の理不尽さや気の合わない友達のことを「自分はこう思う」としっかり言葉にするようになったことも、

 

私は今、ここに書くことで心に留めた。

振り返らないとあっという間に流れていく子どもたちの成長と時間。私はこうしてペンを持つことを知ったからこそ、子どもたちの特別な日でない「ただの日常」を愛おしく思えるんだ。

 

さて、ここまで書いて、
この記事は先日の
「一般社団法人お母さん大学福岡支局設立記念イベント 〜母たちがデザインする子育ての未来〜」
のMJレポートとして上げることにする。

MJは記事を上げること!という宿題を抱えて1週間が経った。皆さんの報告記事を読みながら共感ばかりで、どう記事にしようか考えていた。

別の記事のつもりで書き始めた息子の成長記録だったが、ペンを持って記事に向き合うほんのちょっとの間、何気ない日常を思い出し、流れゆく時間をあえて止めて(集中して)書き留める。

子どものことを思いながら、自分の気持ちにも向き合って、こんな機会、知らなければ作れない。

お母さん大学に出会って、自分でここを選んで、これまでのWEBでの繋がりが久留米で一気にリアルになって、皆さんが実在することを知った1日。ほんっとに温かい人たちの集まりだということも。
でも、心残りはたくさんある。

このイベントを知っていながら関わりきれなかったこと。もっとたくさんの人たちとおしゃべりすればよかった…と帰り道で、今もなおむくむくと湧いてくる後悔。

育児に奔走してきた日々からほんの少しずつ自分にクローズアップして「わたし」を考える時間も増えてきたと感じていたけれど、結局「母」であるわたしが好きなんだなと思う。お母さんになったからこそ、より濃く繋がれる人たちの存在をありがたく思いながら。

そして、ここ数ヶ月、忙しさを理由にペンを持つこと(わたし版を書くこと)をサボっていた自分への戒めも込めて宿題提出とします。

 

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ABOUT US
池末明美
MJプロ。 佐賀市在住、6歳差兄妹2児の母。 6年ぶりの妊娠出産を機に長らく心の片隅にあった「お母さん大学」へ入学。 これまで以上に「お母さん」を意識し、感じ、想いを残すべく『お母さん業界新聞ツナガルカゾク版』を創刊! 先天性心疾患を持つムスメは家族の絆を強くする為に、今日も頑張って生きてます。 家族が繋がりそれぞれの試練を乗り越えていく…我が家、どんどん成長中です!