お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

本業はお母さんだった

年末までしなければならないことがたくさんあり、朝起きたときに熱があった息子を夫に任せて出勤した。

仕事に行ったが、息子がご飯を食べられたか、熱は何度になったか気になって結局何度も連絡してしまった。

お昼頃受診の結果の連絡があり、息子はインフルエンザだった。

その日は年に一回の懇親会があった。
会う機会は少ないがお世話になっている方々とだったため、夫から「親が一人いれば大丈夫だから行ってきなよ。」と言われたが、どうしてもそれはできないと思い欠席して真っ直ぐ家に帰った。

帰ると寝ていた息子が目だけ開けて
「ママのことずっと待ってたよ。」と心細そうに言った。本当に行かなくてよかった。
私の人生の大切なものを間違うところだった。

その日の夜もその次の日も高熱が続き、坐薬を入れても熱が下がらず、辛そうだった。
夜中に何度も目を覚ましてトイレに行き、脚が痛いと言うのでさすり、目を瞑るのが怖いと言われるので一緒に目を開けておくねと言って向かい合って寝転んだ。
普段はパパ大好きだが、病気のときは何故かママじゃないとダメでずっとべったり。
しんどいとき、「ママじゃないとダメ」だと思われることはなんて幸せなんだろうと夫と話した。

寝ている時間は長いはずだがずっと息子のペースなので体がしんどい。普段は絶対うつるので完全に諦めていたが、うつらなかったことだけが救いだった。

それでも悪いことばかりではなかった。
やっと寝られた息子の寝顔をかわいいなぁと写真に収めた。
あとで見返そうとカメラロールを見ていると、いつの間にか私の寝顔も撮ってあることに気が付いた。
前後の写真からカメラマンは息子だとすぐわかる。
どんな気持ちで私を撮ってくれたのだろう。私と同じように愛おしいと思って撮ってくれたのならこんなに嬉しいことはない。
今日はもぅ寝てしまったので、何を思って撮ってくれたのか明日聞いてみようと思う。

(口が開いているボサボサの恥ずかしい姿ですが、嬉しかったので小さく写真を載せちゃいます。)