お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

6 海の中の賽銭箱

初めてお泊まり旅行を計画した、30年来の私たち友だち3人組。
昨晩の興奮冷めやらぬ、神様の圧倒的な力の余韻に浸りながら、
旅行の終わりへと向かいます。

朝早くに、チェックアウト。稲佐の浜へ。
不安定なお天気はまだまだ顕在でしたが、車を降りると雨は上がりました。

恐ろしく迫るような雲、八百万の神々がいま、ここからそれぞれの土地へと出発しているのかなと思いながら砂浜を歩きました。

そして、そこに据えられたかのような岩。


その岩の麓に、賽銭箱。
でも海の中です。
こういう時一瞬思考が止まるのですよね。

まみちゃんは、行かない。
私&もけちゃんは、行く。

と小銭を財布から出しました。
まみちゃんは「嘘でしょ!」と言いながら、自分も小銭を出していました。

波が引くのと同時に小走りに岩に向かうその姿を、ほかの参拝者も見守ります。
誰が考えたのでしょう。
誰が置いたのでしょう。
今までのどこのものよりも、厳しく、面白い参拝。
度胸が要りますので、皆さんも行かれた際にはぜひチャレンジしてください。
私たちは、みんな成功したけど、私たちの後に行ったおじさんは靴とズボンを濡らしていました。


先陣を切ったもけちゃんの勇姿。

ここで、もう一つ。
砂を拾うのです。
波が寄せているときに拾うそうです。

「確かに今、波とともに寄せてきた運を掴んだ感じがした」。

砂をとったまみちゃんはそう言いました。

この砂は、出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)というところにある、ご利益の砂をもらうため。
稲佐の浜の砂と交換できるのです。

つまりはこの後、出雲大社へ。

私たちの旅行は、出雲大社で始まり、出雲大社で終えることになりました。
出口のところにいた猫様に、「さざれ石が見たいんだけど、どこ?」って聞いたら、
なんと、案内してくれました!
本当よ!

国家_君が代の歌詞にある、「さざれ石」。
意味を知らなかった…。
お恥ずかしい…。
非国民…。
でも、なんとなくで生きていること、まだまだ山盛りあるよねっていうことに気づきましたので、よし。

お砂も無事にいただきまして、あとは帰るだけ、お土産でも、と歩いていると、
最強クラスの土砂降りに。


「ひょう」が降っている!?というくらいのバラバラという音とともに。
お参りしている時ではなかったことが幸い。
スタバにいたお陰様で、びしょ濡れは免れました。


良いお守りにも出会えました。

厄除け、合格祈願、縁結び。
神様って有難い心の拠り所。
でも、改めて感じるのは、
その時間や行動を共有できる家族や友人の存在がうれしいこと。
神様が守ってくれるのではなく、
私の人生は、そういう大切な人たちが守ってくれていて、
神社は、それに気づかせてくれるきっかけを与えてくれるものなのだと思うのでした。

次はどこに行こうかな!
誰と行こうかな!

2024年出雲旅行記録
3 私たち、オトナなのに

5 神等去出祭(からさでさい)

出雲旅行記録をお読みいただき、ありがとうございました。
その間、子どもたち、どうしたのよ!?
っていう疑問は、個別にLINEなどで(笑)
うち、平気なんです。シングルマザーですけど、大丈夫なんです。

お母さん大学の子育て×神社プロジェクトもありますので、
参加したい方はご連絡くださいね。
いろいろな情報を共有しています。

2件のコメント

素敵です!今行ってみたい場所の一つでした^_^私も洋服濡れちゃうけど、こどもたちとお賽銭入れに行きたいです。〝君が代〟の歌詞の意味、あんまり考えたことなかったです。調べてこどもたちと歌ってみます!

そのネコ様「あ、またそちらご希望の方ニャのねん」って感じで連れていってくれたのかな。(笑)
「植地さんとゆっくりしゃべる」も今年のやりたいことなので、お泊まりにも行きたいぐらい!

君が代の意味、母に説明してもらったことがあります。受け取り方がさまざま、いろんな意味がネットに書かれてはいますが、私はなんだかラブソングのようにも聞こえてしまうのです。

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女22歳、長男18歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。