お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

娘の心

先週、学校に行くとうるさくて疲れる。と言った小1女子の美緒。

「中休みはみんな外に行くし、誰もいないから1人で教室にいる。ラッキーと思って歌ったりしちゃう。」

そう話していた。自分が嫌だなぁと思うことが何か、どうすれば落ち着けるかを選択していることに、私はびっくりしていた。

みーんな遊びに外に出て行くのに、自分だけ教室にいるの?!かわいそう。以前の私なら、そう思っていたけど、娘の困り事を知った今、そうは思わなかった。

「みーちゃんすごいじゃん!それでいいんよ、ママもみんなといたくない時、教室でお絵描きしてたの。」

そう伝えた。すると美緒は

「そうだよ?1人の方が楽ちんな時もあるよね。」と、何を今更言ってるのよママ!と返してくれた。

そんなやり取りがあった後から、美緒はスッと学校に行くようになった。ただ学童には行かない。と言うので、今日もお迎えに行った。

車の中で私が

「どうする?宿題する?お家に帰る?買い物行く?」と話しかけると、また驚くことを言ってきた。

「あのねママ、私の頭の中は今ぐちゃぐちゃなの。だから色々考えられない。」

……え?とポカーンとした私に娘は続ける。

雪が積もるかもしれないこととか、バレエのお友達と遊ぶこととか、ママと自転車で遊んだこととか、前に虹が出てたこととか……じいじが亡くなっちゃったこととか

そっか。

「なーんも考えなくていいよ。頭が疲れちゃったのね。でもすごいよ君。思ったことをちゃんとお話しできるんだもん。」

そう返すしか出来なかった。小1女子の考えが立派過ぎて、何にもそれ以上言えなかった。そうだよね、いっぱいの刺激の中で頑張って帰ってきたのに、マシンガントークの私。あー反省。

家についたら、雪が空をチラチラ舞っていた。美緒が走りたいというので、雪を追いかけて回る美緒をジーッと見て思った。

私が思う以上に美緒の心は成長している。自分の思いや、難しい感情を他者に伝えていくこともできるようになっている。色々手を出してあげよう、口を出そうとするところから、見守って行く。美緒の声に耳を傾けていく。ことにシフトしていった方が良いんだろうな。

小さな美緒に大きなことを教えてもらった今日。やっぱり子育てってすごい。日々日々、成長だな。と感じた。