いきなりなーに?!
そう思われる方もいらっしゃると思いますが、ちょっとだけ長くなるかもしれませんが、(えーっ長いの?と思わず見るのをやめないでほしい!)
私の話、聞いてみてください。
私は〝機能不全家族〟で育ちました。詳しくは以前記事にしております。ご覧ください。よかったら。
母がアルコール依存症で、身体的、精神的虐待を受けていました。父は借金癖があり、家の中はいつも緊張感しかない、お家が〝安心安全〟ではありませんでした。
機能不全家族とは、私の家のように、お家が安心安全でない、健康ではない家族のことです。
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そこで育った子はとてもとても、我慢したり、悲しんだり、苦しかったり、でも誰に助けを求めればいいかも分からないのです。というより、家庭の中で起きる全てのことは、内緒にしておかなければならない。という感覚です。私もこどもの頃から、つい最近まで…そのように思っていました。
機能不全家族で育った人を〝アダルトチルドレン〟と呼びます。
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こどもの頃のトラウマにより、生きにくさを抱えていることが特徴です。私も、自分に自信が異様に持てない。空気を読みすぎる。白黒思考。見捨てられ不安。頑張りすぎる。抱え込みすぎる。人との境界線が付けづらい…様々な生きにくさを抱えています。
機能不全家族で育った人が、親になったとして…生きにくい上に、〝育児〟をするとなれば、困難感が付き纏います。
こどもが言う通りにしてくれない。私のせいなんだろうか?私の育て方が悪いのか?
子育てをしていると、自分が親にされたことがフラッシュバックして、涙が止まらない。
ちょっとしたことで怒りのスイッチが入り、こどもに手をあげてしまいそうになる。
働きながら子育てしていると、仕事も120%して、帰宅して家事や育児も120%して。いつのまにか自分はぼろぼろ。なのに、まだ頑張らなきゃ。私がやらなきゃ。と無理をする。
これ、全部私のことですが、機能不全家族で育った人達には、生きにくさや子育てに困難感を抱えている。それを身を持って感じています。
なぜこの記事を書いたか、というと「そんな家庭がわりと周りにあるかもしれない」ということを知っていただきたかったからです。
先日、久留米シティプラザで、山梨県立大の西澤先生の御講演を拝聴させていただきました。テーマは「こどもの育ちと大人の役割」被虐待児のトラウマに対して、心理士である先生のご経験を聞かせていただきました。その中で、
「生活保護申請をする若者が増えていて、よくよく聞くと被虐待児だったなんてことがある。彼らは行き辛さを感じている」とお話しされました。
こどもは未来を作る宝。なのに、育ちや家庭が原因で健康に生きれないなんて、辛すぎる。私は改めて感じました。
だから皆さんにお願いがあるのです。簡単なことです。知っていてほしい。ということ。それだけです。
とっても少数派かもしれませんが、こんな家で育つ子がいるのかって、知っている人が増えるだけで世の中が変わるといいのにな。と感じています。
あと一つ、私のこの記事を見て、「私もアダルトチルドレンだ」と思った人へ。
「絶対に独りじゃない。自分の心の中にいる、大きくなれなかった私。をぎゅっと抱きしめてあげましょう。」
いつか、そんな人達で支え合うコミュニティを作りたい。いや、今日から作っていこう。そう決心した記念の〝今日〟という日に投稿させていただきました。
拙い文章を長々と読んでくださり、ありがとうございました^_^
里美
アダルトチルドレンという言葉は聞いた事がありましたが、ネットで調べてもいまいち分からなかったのですが、里美さんの記事のおかげでやっと意味を理解することが出来ました。
健康なファミリーは隙間が空いていて風が入り込むイメージが凄く分かりやすかったです。
きっと誰かの力になる記事だなと思いました。
そして勉強させてくれて、ありがとうございます。