お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

次男のSOS

急に、次男がピアノを辞めると言い出した。その前日までは楽しそうに練習していたのに。

長男と一緒に、1年前始めたピアノ。最近、次男のピアノ熱が少し下がっているのには気付いていた。でも、音楽が好きな次男。少し時間を空ければまたやりたくなるかも、と何も言わずほっておいてみたら、全くピアノに近寄らなくなった。長男が練習していても知らん顔。それから一ヶ月近く経っても、気持ちは変わらない様子。「先生がちょっと怖いから辞める」と言うけれど、長男の迎えに行ったら先生とは普通にお話ししてる。なんなら会えて嬉しそう。辞めるのはいいけど、これといって理由がみえず不思議だった。

先生が次男と一対一で話してくれて、やっと理由がわかった。「おかあさんと、いっしょにいたい」という次男は、涙目だったらしい。

そうだ、ごめん、次男。君はまだ、5歳だった。いくらやりたいと言ったからって、楽しそうだからって、限度がある。習い事だけじゃなく療育もあったし、母や長男の用事やお迎えにも毎回付き合わせて、あちこち行ったり来たり。毎日忙しいよね。先生と話したあと、「おかあさんと、ゆっくりしたいの」「たまに、おやすみしてもいい?」と、やっぱりピアノは続けると言う次男。ピアノが嫌になったわけじゃなかった。次男の精一杯のSOSだった。

おかあさんといっしょがいい、といつまでも言ってくれるわけじゃない。そういってくれる今を、ただそばにいるだけで喜んでくれる今を、蔑ろにせずもっと大事にしなきゃいけない。先日他のお母さん大学生の投稿でも思ったばかりだったけれど、次男も教えてくれていた。遅いかもしれないけど、気づけてよかった。

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福島早紀
不登校の小3の長男と年中の次男、発達凸凹の2人の息子の母です。お母さん大学と並行して、久留米市にて「ゆるっぽ」という、自分の責任で自由に遊ぶ、子どもたちのやりたい!を大事に遊べる居場所作りもしています。 内容によっては英語の方が文章を書きやすい時があり、たまに英語のまま投稿しています。