お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

こども達が贈る愛と希望の物語

うちの子達はバレエを習っている。お教室は隼人と同じ年の子を育てている、若いママが開いている。

スタジオの名前は〝BLLET STUDIO BLATT〟という。BLATTとは、ドイツ語で『葉』を意味する。

先生のお名前に葉の文字が入っているので、一字取っているのかと思うが、スタジオの名前に込められている願いはこうだ。

「BALLET STUDIO BLATT で過ごす日々が
人生の花を咲かせる為の力になれば…。

スタジオが”葉”となり たくさんの光を集め
そのエネルギーを子どもたちへ

​そして

それぞれの花を咲かせてくれますように

そんな願いを込めて…」

踊りだけでなく、心も豊かに成長させてくれる。そんな素敵なお教室である。

2年に一回、有名なダンサーをゲストにお招きし、発表会を開催する。おととしはくるみ割り人形。美緒が初めて出演したのだが、その舞台に込められた想いや、生徒一人一人のストーリーがたくさん詰まっていた。いらっしゃったお客様、保護者、みんなが涙した、素晴らしい舞台となった。

2025年、今年の演目は『シンデレラ』に決まった。

こども達は昨年より、平日も土日も練習、練習の毎日。先生も小さなわが子を抱えて、指導に熱が入る。

親は発表会を支える黒子として動く。全生徒のお母さん達がそれぞれの役割を持ち動いている。もちろん、本番は観ることができない。

私も同じ。

小道具リーダーと、幼稚園クラスの楽屋係として動いている。

順調かと思った昨日、本番を4月27日に控え、あと1ヶ月というところで先生が倒れた。

夜中まで舞台と生徒のことを考え働き、我が子の育児、家事、疲れも溜まっていたのだろう。私達親にはわからない、不安、緊張、重圧に押し潰されそうになりながら、日々向き合ってきたのだろう。

先生に、みんなみんな一緒だよ!と連絡すると、「泣けます。沁みます。ありがとうございます。」と返事が返ってきた。

BLATTは隼人のような、どんなに小さな生徒も、一人として置いてきぼりにはしない。隼人が嫌がって踊りたくない!と言えば、今日は遊んじゃおうか!とギュッと抱きしめてくれる。全員が楽しい。と思えること。心を大切にしている。

先生、こちらこそいつもありがとう。
何にもできないけど、私達お母さんもみんな一緒だから。

本番、踊る我が子を観ることができないが、こども達のため、来てくださるお客様のため、私達は一丸となり今舞台に向かって走っている。

『シンデレラ』

〜こども達が贈る愛と希望の物語〜

総勢70名の生徒たちが、それぞれのストーリーを胸に、皆様にお届けします。

バレエかぁ、興味ないな。と言う方も、きっと感動を持って帰っていただけると思います。ぜひ、いらっしゃってください。私が心を込めて作った小道具達も見どころです。

チケットは無料!私が持っておりますので、お声がけください。小さなお子様も「泣いちゃうかも」などお気になさらず。ぜひ、会場でお待ちしております。