お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ペンを持つ母の子

先生に似ているクマさんがみなとみらいに

娘、小学校3年生。

2年生の時の担任の先生が大好きで、

宿題のプリントの裏によく、「3年生も先生がいいです。でもだめでもずーっと先生大好き」と

ラブレターを添えていました。

 

3年生になり、やっぱり先生は替わって

新しい生活をスタートさせました。

 

休みの日、ふと白い紙を出してコソコソ。

「〇〇先生大好き♡」と書いたかと思うと

先生が好きなもの、好きな賛美歌、先生が教えてくれたこと。

先生との思い出をその紙に書いて

「忘れないように書いておく」と話してくれました。

 

そしてそれをおもちゃの棚に貼っているのに気づいた朝。

なんだか私は、しんみり。

大好きな先生と離れたけれど、書くことで気持ちを整理して、前向きに学校生活を歩み始めたんだ。エラいなと。

 

次の日、自分のプロフィールを書く宿題が出ました。

そこには、新しい担任の先生へのメッセージ欄が。

本当はお調子者なんだけど、人見知りはまだ拭えない娘は、ちょっと困り顔。

私は、上手いこと書かなきゃいけないと思っているのかなと感じて、

「まだドキドキしてますって書いたら!」と。

すると娘は

「?いいのかな。」と首をかしげます。

「先生もきっと、ドキドキしてるよ」

そう言うとスラスラとメッセージを書き始めました。

 

「先生とどんな風に過ごしたい?」と聞くと

「先生と色んなことして遊びたい」

そう言って書いていくうちに、表情は少し明るくなっていきました。

ペンを持つ母の子は、

同じくペンを持って、前を向いていきます。

 

石村嘉成さんのお母さんが、

担任の先生に宛てていたお手紙の気持ちが痛いほど分かります。

 

新しい壁の向こう側を、じっくりゆっくりのぞくタイプのこの子は

相手の気持ちもゆっくりのぞいているようです。

自分の気持ちにも、折り合いをつけながら。

それが彼女の心の中でじっくりできるように、親は見守るばかり。

大好きな先生も校舎のどこかで見守ってくれるから、

がんばれがんばれ、3年生。

先生に似ているクマさんがみなとみらいに

3件のコメント

コメントありがとうございます^^
本当に素敵な先生なんです。
先生の、この子を見る視点が、まさに親である私と一緒で、私こそこの先生と離れるのが心細かったです!

(すんごい昔の)自分のことを思い出していました。
小3になる時、まさにフェアリーちゃんと同じ頃、私は初めて失恋のような気持ちを味わったのです。
女性の先生でしたが、大好きで、残念ながら持ち上がりにならず、5年生の先生になってしまって。
他の児童たちの担任であることが羨ましくて、悲しい気持ちでした。
そういう経験も、受け入れて、成長していくのかもですね。

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ABOUT US
吉村優
◇MJプロ ◇神奈川県横須賀市在住  ◇2016年生まれ 1人娘 ◇わたし版「pokke版」 ◇夫は10歳年上 ◇学童保育指導員  ◇『お母さんのことはお母さんに聞こう』が私のお母さん大学キャッチフレーズ  ◇「母時間ラジオ」パーソナリティ