↑の写真は奇跡のひとつ。
なぜなら息子の隣や側に、母である私や父である主人の姿がありません。
障害の重い息子は、必ず私か主人か介助の人が側にいなければなりません。
しかも初対面の方々に囲まれても笑顔の息子。
息子にとっては奇跡です。
この写真だけでなく、色々な奇跡を作ってくれたのは、大岡祭パレードと清水友美さん。

茅ヶ崎市で生まれ育った私にとって、大岡祭パレードはまるで夢の中の世界で、煌びやかな心踊る大きな大きなイベント!
今年は記念の70回。4万人の群衆が沿道で手を振り歓声をあげるなかパレードする演者は、選ばれしパフォーマーたち。
そのパフォーマーのひとりに、ナントなれました。



湘南SHOW点の清水友美さんのグループに入れていただき、はっぱオールスターズの皆様と参加を。
息子も参加できたらいいな、そう思い前日ロケハンにGO。
息子は生まれつきの最重度知的障害の自閉症。障害ゆえの感覚異常もたくさんあり、大きな音、特定の苦手な音の聴覚過敏や、初めての場所や人が恐怖になる、広場恐怖症や社交不安障害や対人恐怖症があります。
2年に一回の知能検査では、最初からずっと25歳の今も判定は0歳。
そんな重い重い障害が息子はあるため、パレード参加は難しいと思っていました。
でもやっぱりトライさせたくて、前日ロケハンへ。
パレードのルートを主人と息子と歩き、食いしん坊な息子が喜ぶ出店の美味しい焼き鳥やスィーツを食べて、息子の大岡祭に対するイメージアップをしていざトライ!
息子は途中合流のため、大観衆の中30分その場を動かずに待っているという、健常者でも大変ストレス大な状況を、じっとしていられない多動な息子にとっては苦行でしかないその時間をなんとか主人と乗り越え合流!
遠くに、苦しくこわばった表情の息子と不安そうなパパを発見。「パパ!じょう!こっち」と叫び、気がついた主人と息子。私の顔を見つけホっと顔が緩む息子。そんな息子を見てとても辛かったことがわかり、私はいたたまれなくなり胸がぎゅっと締め付けられます。
「じょう、頑張ったね!ママと一緒に踊ろう」そしてフラメンバーの「じょうくーん!」のウェルカムな声かけに笑顔になる息子。
私の後を主人に介助されつつ一緒に歩きます。
ホッとし、私のテンションもMAXになり、沿道の人々に手をふり声をかけながら夢中でダンシング!


その様子をこんなに素敵な動画にしてアップしてくださっているのでぜひご視聴を↓
私たちは動画開始後2:30くらいと35:45あたり。黒地に赤やピンクのハイビスカスの衣装が私たちジュンコフラサークルです。
夢中でパフォーマンスするなか、ふと息子が気になり振り返ると、笑顔で歩く息子の姿。
↑の動画9:30あたりでその様子が見られます
沿道の方々に手を振らんばかりにいい表情をして、しかも列からはみ出ることなくきちんと同じペースで歩く息子。
なんてこと!
皆と一緒にパフォーマーの姿になれている息子の姿に涙がこみあげる私。


いかんいかん。まだまだゴールは先!泣くのは後で!と思い直しゴールへ。
やったやった!
息子を見ると誇らしげな笑顔。そして冒頭の写真です。
息子はきっと「ボク頑張った!頑張ったら楽しかった」そう思ったのに違いありません。
その達成感が、だれも介助者が側にいないのに苦手な写真に写る。という状況を生み出したのだと思います。
たくさんの耐え難い苦行を乗り越え、パフォーマンスの喜びを味わった息子。
準備の大切さ、仲間の声かけ、ウェルカムな環境、そしてムーブメント教育の大切さを実感しました。
重い障害があるから、、、とあきらめずトライして良かった。
こんな素敵な機会を作ってくださった清水友美さん、本当に本当に有難うございます。

そして、大変な息子を支えサポートしてくれた主人に、心からの感謝を。
順子先生
昨日のじょうくんは、始終笑顔でしたね。
合流前の試練があったとは、つゆ知らずでしたし、また、奇跡も起きていたとは!
いつもじょうくんと旦那様と3人一緒。ご家族でいろんな景色を見たり、美味しいものを食べたり。様々な経験が今のじょうくんの成長の証!
昨日は参加させていただき、私もたくさんの収穫がありました。記事にします!
真紀さんご参加有難うございました!
様々な気遣いをくださりいつも本当に頼りにきています。
終わったあとの焼き鳥とビール美味しかったですね!
来年は母フラのメンバー全員と参加したいです。
すごいすごい✨✨
息子さんの笑顔素敵!
順子さんの喜びがじんじん伝わって
きます♪♪
真紀さんも書いていらっしゃいますが、ご家族やお仲間との色んな経験の
積み重ねって大きいですね✨✨
輝くお母さんを見られて息子さんも
嬉しかったはず♪
私の兄も大勢の人がいて音が
するパレードとか祭りとか苦手
です。でも走ることが好きで、
多動のこだわりもあって、それを
転化して母がマラソンクラブ発足し、
伴走者さんとあちこちの大会に
出たり、30代の頃だったかなー
ホノルルマラソンを完走したことも!
母の大切な思い出の一つでもあり、
実家にはその時の写真が大きく
飾られています♪
好きが力になることってありますね!
ホノルルマラソンに!
凄いです。
多動のこだわりをマラソンに転化して
好きや特技に変えてしまうなんて素敵です。
何歳になっても挑戦することって大切なのだと痛感しました。
じょうくんの写真に映るその笑顔が楽しかった!と伝わってきます!
順子さんとパパのやった!も伝わってきました。
末っ子が、出来ないことや、少しずつ周りと差を感じるようになってきてマイナス思考になってたなと、ハッとしました。
みーんなが笑ってると連鎖しますよね!
沢山の経験を一緒にして行きます!