お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

高知版2月号 どっしり母ちゃん マーサリス和美さん

それぞれの幸せを 見つけるために

             高知市 マーサリス和美

自閉症スペクトラム障害と知的障害(中等度)と診断されている息子。上手にコミュニケーションがとれなかったり、特定のものへの執着が強かったりする反面、集中力や記憶力の高さはピカイチです。

診断後のショックは大きく、特に父親の、受け入れられない気持ちは長く続きました。私は 落ち込みつつも、息子の将来の生活を案じて、 辿り着いたのが「早期療育」でした。

その言葉で頭がいっぱいになり、あらゆる情報をかき集めてぶつかったのが、療育を受ける場と時間が、高知には極端に少ないという事実。

困っている今、何かをしてあげたら、将来につながる何かが変わるかもしれないのに…。

発達障害と診断された子どもたちのために、 切実にこの現状を変えたいと思いました。

昨夏、発達障害を理解し、自分たちに何かできることはないかと考えている、2人のお母さんと出会って意気投合。一念発起で『Hug-Me はぐくみ – 発達サポートを一緒にみんなで考える会』を立ち上げました。

すると、同じ思いのお母さんや、一人で悩んでいたお母さんたちが、つながり始めました。

これからも、私にできることを積み重ね、障害のあるなしにかかわらず、すべての子どもたちが、それぞれの幸せを見つけ暮らしていける世の中になればいいなと思っています。

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高木真由美
社会人になった子どもが2人います。 そして、昨年、孫ができました。 高知県香美市のお山で主人と2人暮らし7年目進行中。 お母さん業界新聞全国版を毎月読んで、考えるきっかけを頂いています。 よろしくお願いいたします。