お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

学校に行きはじめたけれど・・・尊敬する方から教わった大切なこと。(小3息子、学校に行ったり行かなかったりの記録vol3)

息子(小3)、

4月、新学期がはじまってからというもの

ほぼ毎週1、2回は休んでいたのですが、ビックリすることに先週から無欠席。

当の本人もビックリ!!!

金曜日の夜、

「僕、休まんかった」と嬉しそうにしていました。

「休まなかったね~、行ってみてどうだった?」と聞くと
「楽しかった」と一言。

その前の週までが嘘のようでした。

でも、学校は休まなかったけれど野球部はお休みした真之介。

「学校には行ったけれど野球に行けなかった」ってやっぱりどこか罪悪感を感じているのか、
「学校には休まずに行ったけれど、なんだか行ってないような気がする。
みんなスゴイやん、学校も部活も行くのが当たり前、休まない」と言うので、、

「うーん、でもわからないよ。
本当は行きたくなくて、その気持ちを言えずに来ている子もいるかもしれないし、
そもそも学校や部活は行くもの!と休むということも考えられない子もいるだろうし、
それぞれみんな学校では楽しそうに、当たり前に行ってるように見えるかもしれないけれど、
家ではそれぞれにいろいろあるだろうし、心の中は違う子もいると思うけどな。」と話してみました。

これを聞いて、どう感じたかはわかりませんが、、、

お休みしていた週とお休みしなかった今週
劇的に変化した理由はいくつかあるかなと思っています。

1、フリースクールに連れて行ってプログラミングを教えてもらい家でもやってみはじめたこと。
ゲームよりも外遊びを充実させて欲しい!という私の勝手な思いからゲームがない我が家。
でもやってみたいのは子ども心。
ゲームみたいなプログラミングをすることで、
面白い!楽しい!という欲求を少し満たされたのがよかったのかなぁと思っています。
プログラミングの面白いところは最初はゲーム感覚でできて、レベルがあがると自分で中身を設計ができるところ。
簡単にできるようにはなっていますが、自分で何かを作る、やってみるというのがオモシロオカシク、小さく試すことできる。でも、やっぱり外でしっかり遊んでほしいなぁと思ってしまう私ですが。

2、小さく誉める
とっても尊敬している「子どもに優しい町づくりセンターの代表重永さん」に、ちょっと相談したところ、
小さく誉める大切さを改めて教えてもらったこと。

以下、たくさん愛情のこもったメッセージをもらったのですが、都合上、一部を紹介。
(*全文を知りたい方はご連絡くださいませ♪)

 「3年生の時期って、どこの子どもたちも非常にaggressiveです。 2年生までは環境に順応しようとしていますが、3年生になると急激に成長します。そのために、自分で自分をうまくコントロールしたいのに、できなさへの苛立ちや、もやもやを抱えます。声に出しながら考えたり行動しないとうまくコントロールが効かないんです。だから、周囲から見るとうるさいし、煩わしい作業をします。

子どもたちも「がんばる」し「がんばりたい」。 親の背中を見て育っています。バッチリです。きっとおとなになっても、よい仕事をしてくれることでしょう。私にはそんな姿が見えます。 だからこそ! 小さめに褒める、が役立ちます。「それいいね」 「ナイス」 「OK」 「今、我慢しなきゃって思ったね?いいね〜」 「グッジョブ!」なにかが出来た時に褒めるから、できる前に褒める、とさらに効果的!」

真之介、行きたい気持ち、やりたい気持ちはたくさんあるのに、
直前で姉とケンカしたり、靴下が見つからなかったりすると
もうカンシャクを起していけなくなるケースが多々あります。まさに言われているまんま!

このユキさんのメッセージで、
がんばりたいけれどできない!
それが真之介なんだなとストンと腑に落ちました。

3.漢字を一文字ずつ一緒に練習
水泳がある日は喜んで出て行くのに、行かない日は頑として行かない。
なんで?と聞くと漢字が嫌だということ。でも100点取りたいというんです。
ここも先ほどの重永さんが教えてくれたこととと同じなんだ~と後になって思いました。
真之介の思考「漢字、がんばりたいけれどできない!みんなできてる、オレ駄目なヤツ!もうヤダ!休む!」

そこで、習字が好きな真之介と、一日1文字、筆ペンで一緒に勉強しようと話しました。
筆好きなので(笑)それはそれは楽しそうに「筆ペン、ヤバッ」とか言いながらやる真之介。

まだまだ100点には程遠いけれど、
みんな最初からできているわけではないこと、
少しずつ少しずつやってみることが大事なのだということが伝わるといいなぁ

4.なによりも私が外に開いた
ここ数ヶ月、真之介の不登校+花蓮の思春期で発信するような気持ちになれない日々が続きました。
いいこと、嬉しかったことは発信しやすいけれど、悩みの渦中にいるとなかなか発信できません。
でも、そんな中でも苦しい気持ちを発信しはじめたこと、悩みを相談してみたこと、
どうしていいかわからなかった日々のそのまんま伝えることで、
私自身がようやく受け入れられようになったこと。
これが何より一番大きかった気がします。

今朝、「休みたいな~」といいながらも姉と登校していった真之介。
まだまだどうなるかは未知数。いけるようになったこと、これがすべて正解かどうかもわかりません。

でも、どんなことがあっても、
私の話にいつも付き合ってくれて、
ちゃんと自分の考えをタテマエではなく本音で話してくれる
お母さん大学生や周りの人たちがいることが一番ありがたく。

そのときそのとき、こうやって真剣に向き合うしかできないけれど、
それでいいのかな~と今は感じています。

*画像は
道の駅に寄っておばあちゃん家に行くときに買ったクワガタだから
「みち(道の駅)おば(おばあちゃん)君」と名づけたくわがたと真之介

 

 

2件のコメント

写真が彩さんにそっくり!と思いました。
いずれ私たち親子にもこういう日が来るのかなと思いながら、
彩さんもたくさん悩んで迷ってお母さんをしてるんだなと感じながら、
読んでいます。

彩さん
3年生頃に自我がムクムクと感じられてくる年ごろだなと思いました。
今までは自分中心に世界はまわっているで生きていたはずです。
それが自分の中に他者の存在が気になりだすという世界。
そして理想と現実の世界での折り合いをこれから嫌でも身に着けていかなければいけない葛藤。
他者が気になるという部分が
「漢字、がんばりたいけれどできない!みんなできてる、オレ駄目なヤツ!もうヤダ!休む!」
みんななんてありえないけど、彼にはある人物(それは気になる相手)が全てだと捉えて、自分を矮小化・・・
大事な時期に彩さんがもう一度我が子にしっかり向き合えていることがわかって、
これからもいろんなことがあるかもしれないけれど、真之介君はその都度彩さんと対話できる子だと思いました。
創作できる子はそれをどんどん伸ばしていけば狭い世界から脱却できると思いますよ。

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ