娘が生まれた頃は、冬だった。
風邪、インフルエンザが気になる季節。
小さな手やフワフワのおつむ。
傷つかないようにそぉっと。
「寒いかな?」「暑いかな?」
話せないその、小さな宝物に
あれこれ聞いてみて。
母の気持ちを音にするなら、
そそそそっ
どきどきっ
その小さな宝物と、1年9か月過ごして、
今では
「わかったわかった、じゃあもう転んで覚えなさい」
危ないからという理由だけでは止められないおてんばに
かける言葉はこうも変わった。
思えば仕事で働いていた学童保育の子どもにも、
つい過保護になる私だった。
でも、目の前にいて気を付けていても、
転ぶときは転ぶし、落ちるときは落ちる。
娘も、遊びに夢中になると、
転んだくらいでは泣かなくなった。
あちこちぶつけて、知らない傷があることも。
子どもが強くなるたび、
母も強くなる。
そうやって、経験が免疫になっていくんだ。
(お母さん記者/吉村優)
本当に経験が免疫だね。
でも、吉村さん。
子どもの方が、確実に、早く成長するので、
子どもに負けないように、
しっかりペンを持ってください。
子どもは、小さい人ではありません。
今、この瞬間を、心も体も、最高のポジションで生きています。
大人のように、手加減したり、周りを様子を伺ったり、しません。
まっすぐな、わが子を見て、しっかり学んでね。
それにしても、かわいい笑顔。
こんなかわいい武器を持っていたら、確かに、勝てないね。