お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

失敗しない 育児休業のすすめ

高知版9月号のダディ目線のコーナーに寄稿してくださったのは、
香美市にお住いの萩野隆造さんです。

失敗しない育児休業のすすめ

香美市 萩野隆造

晩婚の私たち夫婦に赤ちゃんがやって来ることに。

妻の両親はすでに他界、私の母親は高齢で無理できない状況で、しかも私は単身赴任中。産前産後の手伝いを家政婦さんにお願いするか?と話し合うも、妻は「他人ではダメ。それではお産できない」と…。では、と考えたのが、私が「育児休業制度」を利用することでした。

予定日の1週間前に破水し、すぐ病院へ。3日後、2225gの男の子が帝王切開で誕生。産後は順調で、10日後自宅に帰り、その日から看護師さんはいません。私がしっかりサポートしなくてはと対応していたつもりでしたが、妻には不評の育児休業でした。

それは… ①単身赴任時の生活リズムがしみ込んでいて朝起きる時間が遅く、食事時間や洗濯のタイミングが合わない。 ②子どもの隣であやしているつもりが、いつの間にか先に寝てしまうので、妻は何も頼めない。

このような状況で、「パパのは育児休業じゃないよねぇ。パパの育自休暇だよね」と言われる羽目に。

しかし後日、妻から「やはり夫がいつも傍にいてくれるのは何より心強い。一番の精神安定剤です」と言ってもらえたことは何よりうれしかったです。

くれぐれも制度の活用前にはよく2人で話し合って、奥さんの期待に応えられる体制づくりをお願いします。但し、それも時として見直しを余儀なくされることもあると思います。その時々の変化に合わせてお互いによく話し合い、子育てを楽しんでください。

 

息子さんとうちの子の通う中高一貫校が同じで部活動も同じ、そして保護者会の活動もご一緒し、なにかと接点の多かった萩野さん。とても仲の良いご家族との印象が強かったです。
今回書いてくださったお話は、育児休業を取るお父さんが増えてきている中、大切なアドバイスではないかと思います。
貴重な体験談、寄稿してくださり、ありがとうございました。

(お母さん業界新聞高知版元編集長/

 

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高木真由美
社会人になった子どもが2人います。 そして、昨年、孫ができました。 高知県香美市のお山で主人と2人暮らし7年目進行中。 お母さん業界新聞全国版を毎月読んで、考えるきっかけを頂いています。 よろしくお願いいたします。