お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

【レポート】〜百万母力協働プロジェクト〜 in 久留米市

最近不登校気味のチハラです。
周りのお母さん大学生みんなからの熱い視線を勝手に受け、レポートを提出します。
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この度、福岡県久留米市で行われたお母さん大学主催『百万母力協働プロジェクト』の説明会へ参加してきました。
参加は地元の企業をはじめ、自治体を含む20社ほど。
朝早くから老若男女問わず多くの方々が参加してくださいました。
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受付や誘導など、お母さん大学生も朝早くから集まり準備を進めます。
そんな中、予想通り(?)藤本学長からの無茶振りに頭をぐるぐると回転させながら、ソワソワ準備をしていると続々参加者の方が来られました。
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10時ちょうど、ちっご版編集長の池田彩さんの進行で説明会がスタート。
以後、私のメモ書きを。
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《なぜ私がお母さん大学に入ろうと思ったか?》/池田彩さん
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産後半年で久留米市へ。
公園とスーパーだけの行き帰りの毎日で悶々としていた。
そんな時たまたま新聞で藤本さんの記事を読みメールを送ったのがきっかけ。
お母さん業界新聞は他のフリーペーパーとまったく違う。
藤本さんに言われペンを持ってお母さんを感じ始めると、子供のことがよく見えてくるように。
今は生まれる前から保活を始める時代。
お母さんの旨味を知らないまま母親になっている人が多い気がする。
あんなに育児から逃げ出したかった自分が、もっと他の人に子育ての楽しさを伝えてつなげたいと思っている。
産前産後うつの座談会のことも、もっと知って欲しい。
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(ここで藤本さんへバトンタッチ。)
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8年前とちっとも変わらない池田さん。
でも自分も30年前と何も変わらない。
とにかくお母さんを笑顔でいっぱいにしたい。
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高卒でCA目指して大阪へ。
6年働いて何も知らず結婚、出産。
社会から遠いところにいる自分をどうにかしたくて育児サークルを作った。
なぜ新聞を作ったのかも覚えていない。
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池田さんみたいなお母さんがいっぱい増えるとどうなるか?想像してみてほしい。
「お母さんってすごいよね。」という人が増えていく社会でないと、子供は増えない。
本当はお母さん大学があってはダメ。
だってお母さんの心が消えかかっている証拠だから。
今、地球全体がバランスを崩し始めている。
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お母さん業界新聞は、普通の情報誌と違う。
お母さんのそのままの言葉を載せている。
あえてお母さんの心に偏り、良いこと悪いこと全部そのままを載せている。
だから昔は「何も情報が載っていない」という人がいたが、
今は「ほしい」「読みたい」という人が増えてきた。
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お母さんを笑顔にすること。
これだけは自信を持ってやってきた。
30年間でビルは建ってない。
でも地下でジワジワ根っこが広がっている。
花は咲かなくても良い。
花よりも根っこが良い。
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《本日出席のお母さん大学生の紹介》
活動地域とお母さん大学に入って良かったこと、悪かったことなどを短く紹介。
(これが最初にあった藤本さんからの無茶振り。
短く伝えるなんて難しい!)
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《お母さん大学のHPより、2、3個記事を読む。》
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こんなに素敵な記事なんです。
お母さんが書く記事はどれも詩みたい。
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元学長コシノアヤコさんの言葉
「お母さんは余計なことをしてはダメ。
そうすれば子供はまっすぐ育つ」
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《今までの活動内容紹介》
・家庭保育
・大阪教育委員会の媒体作成
・定年退職したおじいちゃんたちに子守、
 お母さんたちはその間にセミナー
・マーケティング
・ヘーベルハウス×お母さん大学
・折々おしゃべり会/池田彩さん
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今までの活動を事業にしなくてはいけない。
これからも続けるため、こういうお母さんを増やすため、小さな新聞(わたし版)をたくさん増やさないといけない。
そしていつか我が子がその新聞を読んだ時に「こんな風に育ててきてくれたんだ」と気付ける。
スマホよりも文字、文章に残すことが大事。
お母さんの直筆というのがすごい。
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ー休憩(『はじめての日』の曲)ー
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《「お母さんは◯◯です」をブレインストーミングで会場の参加者全員で回す。》
お母さんは…大好き・無償で子育てしてくれる・愛・おおらか・私の力・偉大・大変・大切・大きい・現在進行形・一生懸命・おおざっぱだけど可愛い・元気・鬼だけど好き・優しかった・帰る場所・苦労と喜びの繰り返し・強い・一番の私のファン・大きな樹・唯一の輝き・友達のような姉のような存在・自分のことより子供のことが大事・あきない・楽しみを与え続けてくれる・闘う・時には鬼になる・宇宙・最高・泉・豊か・スーパーマン・不変です!
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《百万母力協働プロジェクトの説明》/青柳さん
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みんな何かを抱えながら生きている。
お父さんにとってお母さん業界新聞は、
夫婦のコミュニケーションツールとなる。
自分の子供だけみるお母さんではなく、
自分の子、隣の子、地域の子、
世界中の子供たちの未来のために動こうと
思えるお母さんが増えることが大事。
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ちょうど2時間で終了となりました。
ここからは私の個人的な感想。
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仲間の1人が言ってたけど、「『お母さんは◯◯です』、
いつものお母さんに聞いて答えてもらうパターンより、
男性からの回答の方が何だか深い。」に激しく同感。
きっと自分の母親を思い出して答えてくれたと思うのですが、
恐らく子供の顔に戻ってたんじゃないかな…。
ちなみに私の答えは『一生続けられる仕事』!
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今回九州で初めて企業・自治体の関係者向けにお母さん大学とお母さん業界新聞のことを伝える場が設けられたのですが、始まる前に藤本さんがおっしゃっていたように、お母さんたちに話すことも企業様向けに話すことも何も変わらない。
ただただ、お母さんを笑顔にしたいだけ。
それを広めたいだけ。
30年間一度もぶれることなく種を撒き続けている。
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ただ最後に一つだけ学長へ反論。
藤本さんは「やっぱり花は咲かなくて良い。根っこのままで良いかな。」と言ってたけど、私は花が咲いても良いかなと思う。
だって花が咲かないと実にならない。
実にならないと種が出来ない。
種が出来て、それを撒いて、また次の根っこをはやさないと。
そうやって、どんどん広げていかなきゃ。
ずっと根っこのままじゃもったいない。
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私たちお母さん大学生の使命はきっと、そんな小さな虹色の花をたくさんたくさん咲かせて、どんどん種を撒いていくこと。
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皆さん、貴重なお時間をありがとうございました。
また、貴重な経験をありがとうございました。
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だからやっぱりお母さん大学生を辞めれない。
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/福岡市ひなたぼっこ版編集長 チハラミサ

3件のコメント

レポートありがとうございます!
会の雰囲気がとても良く伝わってきて、私もそこにいたかのような気持ちになりました。
やっぱりお母さん大学は素晴らしい!
種まいて、芽が出て、根っこが伸びて、茎が伸びて、幹になって、蕾がついて花が咲いて実がなる。
そしてまた種ができて・・・
まさに、お母さんと子ども、太古の昔から繰り返されてきた命のつながりそのものですね☆
私も愛知でこつこつ種をまいていきます!

分かりやすいレポートで、よーく伝わりました。
確かに 花が咲いて実をつけなければ、新しいタネは出来ないですね(笑)
虹色の花を咲かせて…ステキです。
静岡でも いっぱい種をまいて 花をいっぱい咲かせたいです。その花が虹色になってくれると願って。

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ABOUT US
智原美沙
広島生まれ、広島育ち。思春期真っ只中の長男(17歳)と、1歳半から反抗期の次男(12歳)2人のお母さん。福岡市わたし版ひなたぼっこ版編集長。NPO法人Hand&Foot正会員。自分のこと、日々のこと、子どもたちのこと、左手全指欠損の次男のことなどを書いています。