お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

桜が咲くと、離れて暮らす兄を思い出す

留守番中の小4と小3の兄妹はパンを食べていた。
その時、中に変な虫がいる!と妹が叫び、
「よし、お兄ちゃんが言ってやる!」とパン屋に駆け込んだ。

虫と思ったのは桜の花びらで、
「今だけ売っている天皇陛下のあんぱんだよ」と
店主に教えられた。

1875年4月4日、
銀座木村屋初代当主の安兵衛は
天皇陛下のお花見にあんぱんを献上。
八重桜の塩漬けをへそ押ししたところ大変気に入られ、
以来「桜あんぱん」が店頭に並んだ。
後にこの日を「あんぱんの日」と制定。

「どらやきの日」も4月4日。
桃の節句と端午の節句に挟まれた日、
カステラにあんを挟んだ
どらやきを食べて幸せ(4合わせ)になろう、と定められた。

共通する「あん」。同名の映画がある。
樹木希林扮する老婆がどらやき屋で小豆を煮るシーン。
「おもてなしよ、遠くの畑からやってきてくれたんだから」。
万物は大切ないのちと伝える印象的な台詞。

桜が咲くと、離れて暮らす兄を思い出す。

(苺一絵 2020.4月)
4月号コンテンツ

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編集部 青柳 真美お母さん大学本部
お母さん大学事務局兼お母さん業界新聞本部編集部。お母さん業界新聞編集チーフ。みそまるマスター。みそソムリエ。宅地建物取引士。仕事は、お母さんを笑顔にすることと、味噌を伝えること。具体的には、編集・企画・営業・イベント…。家族と仕事以外に、人生に欠かせないもの…車/映画/本/旅/甘いもの。息子(30歳)、孫2人。