お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さん大学生が考えた!詐欺防止アイデア

~特殊詐欺撲滅のためにできること、やっていること~
全国で多発している「特殊詐欺」。
テレビや新聞では連日のように事件や被害状況などが報道されています。
オレオレ詐欺をはじめ、架空請求詐欺や還付金等詐欺など
その手口や種類は年々多様化し、被害は減るどころかどんどん増えていっています。
ピンとこない方はコチラ(警察庁サイト)をご覧ください。
詐欺の手口はますます悪質になっており、
被害を防ぐには、
電話に出ない、人と関わらない…といった対策が多いのが現状のようで…。
このままいくと、人を信じたらいけないということを、
子どもたちに教えているようで、なんだか、せつないのです。
そこで、お母さんだったら、どんなことができるんだろう?と。
全国のお母さん大学生たちに聞きました。

①答えられないはずないよね?
その人の誕生日を聞きます!とっさに答えられなかったら詐欺電話。
誕生日みんなに聞いておかなくちゃ(芦野梨沙)

②地域の人と交流を
私たち親子を見て話しかけてほしい。寂しさにつけ込む詐欺電話なんかに負けないぞ!
私たち親子が地域を守るぞ(吉村優)

③両親の固定電話は解約
かかってくれば出てしまうので、思いきってやめさせました。
意外とメールやSNS も活用できて、連絡も取りやすく一石二鳥(横山貴江)

④信用できるのはどっち?
固定電話はすべて父のケータイに転送。
母はうっかり騙されそうなので、父が対応しています(天野智子)

⑤自分で調べよう
今の時代簡単にネットが使えるのだから、まず調べる。
不在通知も、必ず電話番号を検索してから折り返すようにしている(木綿萌)

⑥詐欺電話が楽しみになる方法
ある時は子ども、ある時は耳の遠いおばあちゃん。
のような感じで、女優になりきって電話を取ってみる(高木真由美)

⑦ババコミ最強説
母が井戸端会議で集めた情報がスゴイ。私の知らない手口やそのかわし方まで検討している。
母コミならぬ「婆コミ」が一番!(宇賀佐智子)

⑧セリフを丸暗記
「どなたですか?もう一度お名前を。よくわからないので家族に相談して折り返します。
電話番号を教えてください」でバッチリ(矢吹康文)

⑨明日払うわ♡作戦
高い金額のものでも一刻も早く払わなければ!と思わせるのが、詐欺。
だから、今日は払わない。必ず誰かの意見を聞く(植地宏美)

⑩電話しながらのATM 操作禁止
おや?と思ってもなかなか声はかけにくいもの。
もういっそのことATM の場所では通話禁止にしてほしい(坂元悦維)

⑪家族LINE で情報共有
近くで何かがあったり、いろいろな詐欺情報を見つけたら、注意喚起を送り合う。
誰が最初にスゴイ詐欺を見つけるか競争(宮里武行)

⑫誰にも言えない合言葉
中3 の息子と私の母が特殊詐欺防止に2 人だけの合言葉を決めています。
くだらない言葉なので内容は自粛します(藤生裕子)

⑬狙われやすいのは固定電話
留守番電話にしておき、知人友人の場合は折り返せば済むこと。
もはや、固定電話、いらないような…(大橋勝也)

⑭ケータイメールも気を抜かない!
固定電話は出ないようにしていますが、先日ケータイに届いたメール。
アウトのものでした。危ない…(山本妙子)

⑮ケータイはロック
友人の大学生の息子がケータイを盗まれ、本人の電話から詐欺電話がかかってきたことがあるそう。
番号一緒は騙される…(倉島知子)

⑯お母さんの心で対応
心が寂しい犯人のために、
「どれ、お母さんに話してみらんね。何か辛いことでもあるんやないと?」話を聞いてあげる(智原美沙)

⑰仲良し家族で詐欺撃退
普段から話をして声や話し方をインプット、
ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに確認できる間柄でいることが大切(竜﨑紗代)

⑱「詐欺ドッキリ」大成功~!
おじいちゃんおばあちゃんを1 回騙して、騙されることのプロセスを体験させる。
いや、それはやっぱりできない(中村泰子)

⑲家族だけの秘密
家族で最近行ったところや、家族内のニックネームを決めておいて、電話の最初に必ず聞くことにする。
答えは毎回変わる!(青島綾乃)

⑳地域密着型防止案
情報収集と信頼関係!に尽きます。
とにかく地域でコミュニケーション(挨拶、散歩、買い物)をすることが大切(竹林光未)

㉑対策バッチリ⁉
単身赴任中で、家には息子一人。
固定電話には出ないように伝えているが、在宅確認の電話なら出ないとマズイ?(木村康広)

㉒親戚中で一致団結
電話をかける間柄の親戚とはSNS グループをつくり、番号変更などを共有しておく。
家族全員の問題と認識する(岸千尋)

㉓電話の横に台本常備
詐欺集団にはマニュアルがあるので、お母さんもそれに対応。
「あら~元気?ちゃんと食べてる」?などの会話術をストック(安達真依)

㉔感性を磨く
疑うよりも、怪しいと思う自分の反応を信じられるようにしたい。
子どもたちと裸足で走り回り、自分の感覚を研ぎ澄ましている(青木聖子)

㉕ご近所とのつながり
近所の方とは仲良くしたい。娘が鍵を忘れて家の前にいるよ、など連絡もらったことがある。
何かあっても助け合える(山﨑美由紀)

㉖デジタル音声
おかしな電話には留守電になりきってデジタル音声のものまね。
知っている人は笑ってくれる?自分が途中で吹き出しそう(福田重満子)

㉗冷静さ取り戻しポスター
何事も冷静に対処することが肝要。
大好きな人の写真と注意事項を簡潔に書いて電話の横に貼っておこう(中野久美子)

㉘最新情報を共有
詐欺情報だけだとバカにするなと言うので、癒され動画も含め、
こんなコトがあるよと頻繁に高齢の父に送っている(青柳真美)

㉙お母さん業界新聞を配ろう
挨拶の多い地域には不審者が入りにくいそう。
今日も新聞を配って皆に挨拶!できる毎日よ早く戻れ~(池田彩)

㉚「お母さんは○○です」作戦
電話がかかってきたらまず質問。
あなたにとってお母さんは?と聞くことで、母を思い出し、詐欺をやめるかも(藤本裕子)

(お母さん業界新聞 2020年5月号 MJ30)

苺一絵「サギのない社会へ」

SOS47 – 家族の絆でSTOP!オレオレ詐欺 https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/bohankyoshitsu/sp/
やらなくちゃ!防サギ https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/korei_syohisya/