お母さん業界新聞6月号で紹介されていた「ブンナよ、木からおりてこい」。気になって購入しました。
購入後まず思ったのは…絵本じゃない!笑
かわいい表紙なので、すっかり絵本だと思ってネット注文したので焦りました。
寝かしつけ後、少しづつ読み進め、
最後に思ったのは…間違えてた!
間違えてたのは命に対する考えという訳ではなく、この本に対するスタンスです。
そもそも絵本だと思って購入したのも、
絵本の読み聞かせをすると答えがのっていて、子供が命の大切さを分かるようになる…
楽(ラク)しちゃえ!って気持ちがあったのだと思います。
小説を読んでる最中も、無意識に答えを探しながら読んでました。
でも答えは自分の中に見つけなさい、見つけた答えを物語に込めて語り継ぎなさい、と最後に水上さんに言われた気がしました。
…もう一度、頭をクリアにして最初から読もう。
半端な気持ちで読んでしまいましたが、それでも水上さんの自然の描写は美しくて、
以前に川で見たキラキラと光るあぶくの様なものはカエルの卵だったのか!
と記憶とリンクして感動しました。
また、ちょうど自死を選んだ悲しいニュースが報道されていた頃だったので、
小説の中で生き物たちが必死に命にしがみつく姿には、どうか現代人たちも命に執着してほしいと感じさせられました。
小説を読んでた頃、子供がビオトープで遊んでいると、ぴょんとトノサマガエルがとんできました。
緑の背中に黒の模様…思わずブンナだ!と言いそうになりました(^-^;
木綿さん。「ブンナを木からおりてこい」を読んでくださって、ありがとうございます。
ブンナワールドにしっかり入ったみたいですね。
あの物語は、読むたびに、違う感動が生まれますので、人生の中で岐路に立ったときに読む一冊になると思いますよ。
藤本さん
ブンナを読むと、ぐっと目線が地面に近くなりました。そしてどんな生き物にも母がいるんだなと、改めて気付かされました。
よい本を紹介して頂いてありがとうございました!