お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さん1年生。コロナ禍、予想もしない年でお母さんの心も大きくゆれる/ちっご版10月号表紙掲載 そのまんま家族

お母さんにしてくれてありがとう/ちっご版10月号表紙 そのまんま家族

京都から久留米に嫁いで8年、
初めてJR久留米駅(写真)の看板を見たとき、
「あぁ、私はこの町に住むのね」と思った。

去年の10月に女の子を出産し、母となった。

だが、その後は予想もしない一年に。

異常気象による自然災害に新型コロナウイルスの感染拡大。
物騒な事件も多く、いじめや虐待など、子どもをめぐる問題も後を絶たない…。

娘の産声を聞き、幸せで心が満タンになったと思ったら、
たちまち「いつ何が起きるかわからない。この子に何かあったらどうしよう。
私は母親として娘をちゃんと守れるだろうか?」と、不安がどんどん押し寄せてきた。

でも、ずーっと家に閉じ込めて、私が守り続けることは不可能だ。

じゃあ、何ができる?

将来起こりうる危険をぜんぶ私が取り除くのではなく、
どんなことがあっても自分で乗り越えていける、強くたくましい子どもに育てよう。

『ともだち讃歌』という歌を、よくうたって聞かせている。
「世界のともだち あつまれば なんにもおそれる ことはない」。

どんなときも、どんな人とでも仲間になり、力強く生きていく。

そんな大切な未来の人材を、私は育てさせていただいている。

時には心に余裕がなく、イライラするときもある。

そんなときは、あえて語りかける。

「私のところにやってきてくれてありがとう。私をお母さんにしてくれて、本当にありがとう」。

(文 吉田 睦)

お母さん業界新聞ちっご版2020年10月号 表紙 「そのまんま家族」



画像 photo:秋山フトシ place: JR久留米駅(久留米市)

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ