お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

娘たちの今しかない声を大切に  一緒に「お仕事」をする喜び/お母さん業界新聞ちっご版11月号パパスタイル

フリーランスの作曲家として18年ほど活動しています。

結婚して7年。6歳と3歳の娘がいますが、
最近の楽しみの一つは、子どもたちと一緒に「お仕事」をすることです。

具体的には「声(音声)の販売」です。

「Audiostock(オーディオストック)」という、
音源や音声素材を販売するインターネットサービスを利用し、子どもたちの声を販売しています。

「収録」は月に1~2回程度。

「今日、声のお仕事しない?」と誘って自宅の作業場へ。

そこでは彼女たち自身が言いたいセリフや、
CM等さまざまな映像で、使われそうなセリフを一緒に考えて録音、
それらをインターネット上に掲載しています。

売れ行きは上々(笑)。

現在100以上の素材を販売中で、毎月数百円の報酬があります。

それらはすべて彼女たちの「おこづかい」に。

その使い道ですが、姉は動画配信の映画を観ること。
妹はまだお金に興味がないらしく、姉にあげてしまうこともあります。

これまでの常識が、今までにないスピードで更新されていくこのご時世。

実際は子どもに教わることのほうが多いのですが、
親として、子どもに教えてやれることはいったい何なのか…。

そんなことを考えながら、「自ら何かを生み出す喜び」と、それがお金に変わる、
つまり「誰かにとって価値になる喜び」を、少しでも伝えることができたらと思っています。

そうでなくとも、子どもと一緒に「お仕事」ができ、日々成長し変わっていく、
今しかない声とボキャブラリーを「記録」だけではなく「資産」として残すことができるのは幸せなこと。

娘たちの声素材のページを眺め、ニヤニヤしている今日この頃です。

文 山口隆博(久留米市)

山口さんの作曲家としてのHPはこちら コドモサイズクリエイション

1件のコメント

いろんなお仕事があるんですね。

お仕事してる娘さんとお父さんのほんわかしたやり取りがうかんできて、読んでて優しい気持ちになれました。

この記事のおかげで、新しい事を知ることもできました。
ありがとうございます(^。^)

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ