お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

明けない夜はない

私が長男を里帰り出産した時のこと。

赤ちゃんが生まれる前の知識はたくさん詰め込んでいた私だったが、産んだ後のことを何も考えていなかったし、誰も教えてくれなかったし、こんなに大変だったなんて、夢にも思わなかった頃。

長男はときたら、短時間で起き、目が覚めると大泣きして、オムツ、お乳、抱っこの繰り返しで、昼間は母にお願いして仮眠をとれたけど、私はヘトヘトになっていた。

赤ちゃん雑誌に同じくらいの赤ちゃんのタイムスケジュール、違いにため息をつきながら、また寝れない夜がやってくる。

夕暮れ時、私は縁側で長男を抱き、目からポロポロポロポロ滴るものに気がつかず、ぼんやりしていた。

そんな時、怒鳴り声が聞こえた。

「なん泣きよるんね!涙がつんくんにかかりよる、泣きなさんな!つんくんの母親はあんたしかおらんのよ、代わりは誰もおらんとよ!!」

ハッと我に帰った。

その後、いつも物静かな父親が

「まきちゃん、頑張りよるけね」

とそっと栄養ドリンクを置いてくれた。

忘れもしないあの日のこと

厳しいけど、愛を感じた母の言葉

さりげないけど、救われた父の優しさ

そう、明けない夜はない。

8件のコメント

田端さんにも、そんな日があったんですね。

はじめての育児は、誰もが不安で、大変ですよね。

けど、私たち、その大変さも、忘れちゃうのか・・・

田端さんは、子ども5人に…。

真記さん、はじめまして。

思い出して泣けます。 私も次女出産後、思うようにいかない育児と家事と動けない身体にヘロヘロになって長女を庭で遊ばせ、次女を抱っこしながら庭の片隅に座って涙したことを…。
あの時は暗闇を宛もなく歩いている気持ちになりましたが今思えば本当「あけない夜はない」ですね。

竜崎さん

はじめまして⭐︎
暗闇をあてもなく、わかります。
でも、手探りの育児の中、もがくこともあるけれど、いつまでも暗闇ではなかったことも。

一緒に歩こうの素敵な写真と文章を読ませて頂きました。
こんないい時期、わたしにも確かにありました!
手を繋いで歩くことも。
でもいつ頃からか、子どもの成長と共に自然となくなりました。

今の育児を大いに楽しんで下さい。わたしもまだまだ子育てを楽しみます。

コメントを残す

ABOUT US
田端真紀
社会人の長男を筆頭に大学生の二男と長女、看護学生の二女、高校生の三男の5人のワーキングマザーです。長男が自立して6人で横浜に住んでいます。北九州市出身。MJプロ。母フラ、母レレ、母ドラメンバー。みそまるマスター。