先日、年長の息子から「おとーちんの仕事は何なの?」と聞かれ、
「子どもたちに、いいね、素敵だね、を伝えることかな」と、軽妙に答えた(つもりでいた)。
するとさらに「なんで障がいのある子どもたちのところで働くの?」。と突っ込んでくる。
WHY?理由を問われることは日常あまり多くない。しかも不意に…。
「うーん、好きなんだろうね。子どもたちとの出会いは、日々それぞれ違っていて面白いから」。
はてな顔の息子に、小2の娘が助け舟を出す。
「おとーは、障がいのある子たちが元気になるのがうれしいんだよ」。
いいところをついてるけど、どこか腑に落ちない。
一方通行ではなく、相互的に学ぶことが多くて、手応えのあるところが大きいのかと思う。
児童発達支援の場で、応用行動分析(ABA)療育に取り組んでいるが、
各国での有効性も報告されており、日本の早期療育の場にもっと広まってほしいと願っている。
自分で言うのも何だが、「お父さん」はありがたいポジションだと思う。
生活のほとんどをお母さんがつくっていて、お父さんは休日に遊んでいるだけなのに子どもたちから慕われる。
その不条理さを申し訳ないと思いながら全力で遊ぶ、
母NGのインスタントラーメンを食べる、
ガチャガチャランドに連れ出す。
母がNOなことも父は笑顔でYESというちぐはぐさは、ほどよい隙間ができて、よいと思う。
どちらかが家事をしている間、もう一方も別の家事を行うことを、わが家では「パラレル家事」と呼んでいる。
子どもとお風呂に入っている間に布団を敷いておく、
子どもを寝かしつけている間に食器を食洗機にかけておく(時には寝落ちした奥さんを起こすも加わる…)など
「パラレル家事」が2021年の流行語として広まっていくことを願いながら、今日も皿を洗う!
お母さん業界新聞横浜版2021年1月号 パパスタイルより 後藤 陽 さん
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