パパスタイル
お父さんもお弁当をつくりたい!
(中川悠/伊丹市)
4歳になる一人娘は年少さん。
6月にようやく入園式、運動会は小規模、
遠足もお遊戯会もなくなったけれど、
毎日ニコニコしながら通っています。
社会課題解決に取り組む団体を運営しているぼくも、
テレワークが増えました。
ありがたいことに家族で過ごす時間が増えて、
とても幸せなことだと実感しています。
昔ね、テレビで
「わが子と生涯で一緒に過ごす実質の時間は、母親は約7年6か月、
父親は約3年4か月」だと紹介されていたんです。
「もっと娘と過ごしたい!」と、家族会議で決めたのは
料理の勉強がてら、幼稚園の週1回のお弁当を
ぼくがつくらせてもらうことでした。
さぁ、お弁当づくり!
「幼稚園児のためのお弁当」なるレシピ本を買ってはみましたが
娘の食べる量やお弁当箱の詰め方がわからず
キッチンで右往左往していると、見かねた妻がパソコンを取り出し
何やらポチ・ポチと。
翌日、なんと「おべんとうのセカイ きほんの3ステップ」と
名付けた授業をしてくれました。
主食・主菜・副菜のこと、基本の5色など
奥深いお弁当ワールドがギュッと詰まった1時間!
妻のおかげで、なんとかお弁当第1号をつくることができました。
完成したお弁当をリュックに入れながら、
「美味しいかな?」「完食できるかな?」なんてドキドキしっぱなし。
しかーし、娘にとってのお弁当タイムは
人生初となる大人数でのランチタイムで
お友だちの様子をキョロキョロと見続け
不注意にも娘のヒジがお弁当に当たり、床に落下…。
父の初めての愛情弁当は、ほぼ食べられることはなかったのでした(泣)。
娘と、今後どのくらいの時間を一緒に過ごせるかわからないけれど
「キッチンに立つ父」が、娘の記憶の一ページに刻まれるように
今日もまたお弁当の献立をワクワクと考えています。
(お母さん業界新聞大阪版 2021年1月号掲載)
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(お母さん業界新聞大阪版編集長 宇賀佐智子)
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