お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

保健体育の授業の日、涙の理由

武重さんの記事を読み、思い出したことがある。

産まれてきたかったわけじゃないの

私の娘が小5の時に、授業中にわんわん泣き出したと先生から連絡があった。

学校の保健体育の時間に、どうやら性教育の話があったようだった。

娘に話をよく聞いてみると、
「パパがいたから、私が生まれたんだと思ったら、うれしくて」。

うれしくて!?

なんだそんなこと。
当たり前じゃない。
笑って頭をポンポン、なんて、できなかった。

娘は、父親が死んだ時、涙を一滴も流さなかった。
信じられなかったのか、受け入れられなかったのか、
人生で初めての誰かを失う体験が、世界で一番大好きな父親だったのだ。
私の想像する以上の苦しみと喪失感と絶望だったろう。
彼女は、たしかに泣かなかった。

親と自分の関係について考えたこともないうちに、それが奪われた時、
自分の存在も奪われる感覚になるのかもしれないなぁと思った。

武重さんは、気持ち悪かった、と表現する。
でも、
うちの娘は、それが亡き父と自分とをつなげる大切なものになった。

武重さんの記事に、
えらく考えさせられている。
どんなことも、いろいろな見方があって、いろいろな気づきがあって、
素晴らしいなと思う。

うちの娘も、武重さんのように、いつかキラキラ芋になれたらいいな。

 

9件のコメント

そっかぁ、生まれて来たこと自体がお父さんとのつながりを感じたんですね。
それは泣いてしまいます。
何もない時だと、そこまで考えないけど、生きてること自体がつながりって、たしかにそうですね!

とっても感受性の高い娘さんなんだなとすごく感心していました。
感じ方は、本当にひとそれぞれですね。
それをいろんな角度から学べる、本当にお母さん大学ってすごいと改めて思いました!

お母さん大学はね、すごいよね。
私にもっと語彙があって、文章力があって、理論的だったら、
クッソー、
っていつも唇噛んでます。
唇荒れ気味なフツーのお母さんです。

性教育の話をそんな風に捉えられるんですね。パパのこと愛してたんですね。パパ、幸せですね。
そして、娘ちゃんの気持ちは想像してもできない。辛いことを乗り越えて、強い人に成長しているのでしょうね。
武重さんの記事も何度も読んで、考えさせられました。武重さんってすごい、そして面白い(ってここで失礼します)。

そうなんです!私が男子二人担当でしたので、パパにしがみつくしかなかったんですね笑
また会って、どんなんなったか、みてやって下さい!
武重さんの記事をパクリスペクトしました。
でも確か、MJ講座の中でも、青柳さん、そんなお話していたと思うので、OK!ですよね!?

娘ちゃんの涙の理由。
受け継がれた命ですね。考えさせれらます。
私はこの涙の理由だけで心が動かされました。ありがとう、娘ちゃん。そしてそれを思い出して記事にしてくれてありがとう、植地さん。そしてそれを思い出させてくれた武重さんにありがとう。
そして、やっぱりお母さん大学、お母さんに還れる場所をありがとう。

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植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。