お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

いよいよ本気で、小1の壁

パートの仕事を、娘が1歳のときから続けてきて、保育園から幼稚園へ転園してからも、預かり保育をお願いしてこれまで仕事と育児の生活をしてきました。

いよいよ4月から小学生。パートの仕事は8時半から14時まで、週3日。休憩時間はありません。帰宅するのは15時近く。

小学一年生の帰宅時間にはとうてい間に合いません。

ということで、学童の申し込み手引きを昨年秋に幼稚園から受け取ったものの、学童はお金もかかるし、娘には(学童は)合わないかも。今まで、幼稚園の預かり保育も「仕方なしに」。みんなと一緒に帰れないの嫌だったよね。ごめん。小学校では「おかえりなさい」を言ってあげたい。

就学前検査でひっかかった娘。発達障害ではないけれど、グレーなところがあるのも事実。小学校、ついていけるの?丁寧に見てあげたい。

そんな気持ちから、しっかり見てあげたいと、申込期間に申し込みをしなかったんです。

そもそも。

コロナがなければ、3月の春休みに入るまで仕事を続け、そこでスパッと仕事を辞め、埼玉にゆっくり娘と帰省しようと、コロナ前は計画していたんです。

だけど、コロナ。

コロナ禍では、夫が介護職なこともあって、現在県外への外出がNG。到底埼玉には帰省できません。

昨年春の自粛期間、仕事があるということの有難さをつくづく実感した私。パートの仕事と、フリーの物書きとしての仕事をしていて、取材活動は思うようにできませんでした(現在もですが)が、パートの仕事は(コロナ禍で)むしろ忙しくなりました。夫婦ともに日常生活はほとんど変わらなかったんです。娘も幼稚園へ通い続けていました。

仕事をする。仕事場でスタッフの人たちと会話をする。そんな時間、仕事のある日と休みの日、娘と二人で過ごす日のバランス。日常と非日常の大切さ。

それを実感したからこそ、やっぱり仕事を辞めたくないと思い続けている私がいました。

近くに住んでいる義母に少しお世話になれば、パートの仕事も続けられるかも。

いや、仕事から急いで帰ってきて、そこで娘にやさしく接することができるの?疲れた状態で宿題、見てあげられるの?

どうしよか。もう2月もどんどん過ぎて、卒園も近づいてきた。

一人っ子な娘。(妹か弟、つくれなくてゴメンよ~!!母ちゃん、身体的に難しかったんだぁ)

帰ってきて「お帰り」と言ってもらえても、お母さんと二人だけで毎日遊ぶのはいいこと?

学童が合わないかも、って、行ってみなきゃわからないし、楽しいかもしれない。

「お帰りなさい」をきちんと言ってあげたい、って結局はエゴ?

学童では保育園時代の友達も多いから、楽しいかもよ。

異年齢の混じり合いも大切じゃないの?

夏休みなんて、長いんだよ。学童に行っていたほうが娘にとっても、私にとってもいいんじゃない?

コロナが落ち着いていたら夏休みはゆっくり埼玉に帰省ということもあり得るけど、それもやっぱりわからないこと。

学童という選択肢、やっぱり「有り」だ。

そう思い直して、学童の申込期間は過ぎていましたが、行政の担当部署に相談してみました。

わが町の新一年生は、70名ちょっと。なんと現在、学童申し込みは40名ちょっと。

学校のカリキュラムが終わっても、それはつまり、半分以上が、学童に行くということ。

40名に対して、見守るスタッフは2人。「丁寧にみることは人数上難しいところがあることを理解して頂けるのであれば、人数は多いですけど、やはり一年生の帰宅時間は早いので、働くお母さんは大変ですもんね」と、今からでも申し込み、「受け入れは可能」との返答でした。

夫とも相談し、学童、ひとまず申し込みをすることにしました。パートの仕事も、勤務日数を減らしたり、時間調整してもらえるか会社に相談してみよう。

学童、合うかもしれないし「行きたくない」って言うかもしれない。

それは、行ってみなきゃわからない。

学校生活も、始まってみなきゃわからない。

NOだったら、そうなったときに考えよう。

3月生まれな娘。周りと“比較したら”遅れがあるけど、「成長し続けている」。

一年前の絵と、現在の絵を比べたら、各段の差。

ひらがなだって、今も鏡文字だったりするけど。勉強だって、ついていけるのか、教室で静かにできるのか、めちゃくちゃ心配だけど。

どう在ったら、家族が「健やか」なのか。

ここ数か月、そしてこの数日間は眠れないほど悩みまくったけれども。

紙に、自分の気持ちをアウトプット。整理しました。やりたいこと、無理が生じていることなど、ぜんぶ書き出してみました。

誰かの声じゃなくて、自分の気持ちと声に向き合って出てきた“答えのような感覚”。

その“答え”だって、変化し続ける。道や選択は、変えてもいい。それでいいんだ。

子どもだって成長し続けるのだから。

私だって、環境だって変化し続けるのだから。

これはまた「お母さんだから」こその悩み。

数年経ったら、眠れないほど悩んだ状況を笑っているんだろうな。

13件のコメント

同じようにいろいろぐるぐると考えてる人、たくさんいるだろうと思います。考えの過程があってすごく共感しました。

私は2月生まれ、母は3月生まれ。
幼稚園まではやっぱりちょっとゆっくりペースだった気がします。
今もなんかトロいと自分たちで思うことありますが、小学校からは小さいくらいで気にならなかった気もします。

私は祖母にみてもらった時間が長いので、その利点もたくさんあると思ってます。

なかなか実家へ帰れないのも同じです…(帰ってくるなと言われてます)。

娘も4月から小学生です。
また記事、待っていますね(お忙しいと思うので気長に(^^;)。

子育てと仕事、いつのタイミングでも迷いが多いですよね。
そこに予測不能のコロナ禍が表れると、尚のこと。
私は、営業だったけど時短復帰して、パートの営業?そんなんおる?と自分でツッコミたいとこでした。
どっちも全力でやると無理が来て、子育てに専念しようと辞めました。
今度は子どもが小学校に行くタイミングが来たら、またどう再開するか迷いますね。
「おかえり」を言ってあげたいのもあるし、家にいる割に宿題見れてあげてないなとも思います。

お母さんは、迷う。悩む。泣く、笑う。
だけど、どうあれ、子どもと前に進んでいく存在。
後ろには下がらないんですよね。

前へいこ!と思います。
コメントありがとうございますー!

私も迷いました。今小1です。
自分はお母さんが専業主婦だったし、「おかえり」って言ってあげたいなぁ~と。

学童ってどんなとこだろう。大丈夫かな。。なんて言ってるうちに申し込みも過ぎ(笑)

結局迷いに迷い、月水金は仕事→学童 火金は休み→お家にいるようにして「おかえり」って言えてます。

必殺、中途半端作戦です。

学童、楽しく行ってます。途中からで慣れるかな?と思ったけど、子供の柔軟性は素晴らしく、自分が心配していたことは以外と大丈夫でした。

小1の壁、迷いながら上手く登ってください(^^ゞ

白川さん、ご無沙汰しています。神奈川県横須賀市の吉村です(^^)
香川県の学童保育事情に、残念ながら詳しくはないのですが、私も元学童保育指導員です。
40人の新入生はなかなかすごいですね!
学童保育に通う子どもたちとの生活が、娘ちゃんに合うといいな。
私も母に「おかえり」と言ってもらえた小学生でした。
だからこそ、帰ってくる子どもたちの「おかえり」の存在であることを大切に。
そんな気持ちを思い出しました。
白川さんのムムムッと悩んだことを、
また一緒に考えたいです(^^)

こんばんは。
コメントありがとうございます。

新入生の半分以上が学童。
学童のシステム自体が現代に合わないというか、カバーしきれないのも事実ですし、課題がありますよね。

一緒に考えたい…
ありがとうございます!励みになります(^^)

うちは逆にお姉ちゃんは少数派の学童でした。ほとんどの子が学校内の放課後スクールに所属。
でも、学童の方が手厚そうだし、おやつは煮干しだし(笑)、学校に迎えに行くのが大変で、学童は車で直接迎えに行けるとあって、私の独断で入れましたが、本人は多数派の方が良かったとずっと言っていました。
そこで友だちづき合いも変わったかもな、と思うと結構影響のある決断ではあります。
でも、選んだ道が、正しい道、そう思っています。

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ABOUT US
白川奈保
埼玉出身、2013年~香川へ。介護職の夫と、小学生の娘と、インコのとっちゃんと暮らす。 日常は、介護、医療、福祉に関するフリーの物書きとオーガニックなお店の店員。 好きなもの:沖縄、南米、高校野球、音楽いろいろ。 FB、物書きとしてのネームは「向田奈保」です。