「過ぎ去ってしまう日々を 未来に伝えていく」
「お母さん業界新聞 未知の旅版」編集長
竜﨑紗代(三浦市)
「わたし版」を書き始めてから、1年ちょっとが過ぎました。 熱しやすく冷めやすい三日坊主の私が、ここまで書き続けられた理由を、改めて考えてみました。
まず書くにあたっては、日頃から子どもたちの様子をよく見るようになりました。そして、忘れないようにメモに残すことが増えたことによって、子どもたちの成長やかわいらしい仕草など、日々の慌ただしさの中で忘れ去られていたことを、新たに発見する喜びがありました。
また、子育ては不安の連続ですが、今何が不安なのか?…自分の思いや気づきを書くことで、解決の糸口を見つけることや方向づけができたり、夫婦で話をする機会が増えたりもしています。
さらに、昔の写真を見て思い出に浸るかのように、子どもたちが小さかったときの新聞を見ては懐かしく、楽しい気持ちになり、がんばっている自分を褒めてあげたくなるのです。その楽しみを知ってしまったことが、書き続けている理由なのかもしれません。
喜怒哀楽の感情を十分に感じることが、子育ての醍醐味であり、それは、今この時です。過ぎ去ってしまう日々を、未来に伝えていきたいと思っています。
書き始めから読んでくださっている方と、久しぶりに会った先日のこと。「いつも新聞でこの子たちのことを読んでいるから、久しぶりに会った気がしないわ。すごく身近に感じるの」と。遠くて会えない人にも、しっかりと思いが伝わっていることを実感。新聞というものには、それほどパワーがあるのですね。
これからも新聞を通して皆さんとつながりができ、一緒に子育てをしているような感覚が持てたら、とてもうれしく思います。
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