6月15日開催♪植物講座(虫除けスプレー)

今回のテーマは「虫除け作り」です。

みなさんは蚊取り線香の成分、ご存知ですか？

虫がよりつきにくい除虫菊の成分が入っています。

他に虫が寄り付きにくい植物にはミント、レモングラスなどが有ります。アジアの地域では家の前にレモングラスをリースみたいにして虫除けのために下げています。レモングラスは爽やかな香りや味がして、料理やお茶に加工しても利用されます。

本日は日本古来の毒をよせつけないとされるドクダミを使って虫除けスプレーの原液となる「ドクダミチンキ」を作っていきたいと思います。

ドクダミの旬は5〜6月です。日の当たらないジメジメしたところにはえています。古来より十薬(じゅうやく)と呼ばれ、色々と活用されてきました。あの独特な香りには抗菌作用、脱臭作用があります。冷蔵庫の脱臭に使ってもいいですよ。美肌効果、アンチエイジングがあるため、化粧水の材料になることもあります。乾燥させてお茶にしたり、お風呂にいれると汗疹予防、冷え性改善の効果もあります。

今回作るドクダミチンキですが、成長点であるお花を集め、ご家庭にあるようなホワイトリカーやウォッカ、焼酎などアルコール度数25度以上のお酒に漬け込んで、ドクダミのエキスがでた3週間から1ヶ月後から使うことができます。

ドクダミの花や葉は洗っても洗わなくても大丈夫です。

出来上がったドクダミチンキを使って、虫除けスプレーを作ります。こちらは去年作ったものです。

スプレーの1/4ほど注ぎ、精製水で希釈します。

精製水としてあまり成分を含まないミネラルウォーターを使っても大丈夫です。使用期限は3ヶ月程度です。アルコール以外健康に関わる成分は含まれていないので、少々口に入っても大丈夫ですよ。

ドクダミにも種類があって、変わったものでゴシキドクダミ、八重ドクダミがあります。野草を主にしたお庭作りをされる際に用意したことがあります。

今日はラベンダーも持ってきました。茎を紐で縛ってタンスにいれて防虫の効果があります。香りも良いですよね。花が落ちないように紐やリボンで編んでいってラベンダースティックを作ってもいいですよ。

ドクダミには防草効果があり、7月くらいには勝手に枯れていきます。

日本茶とドクダミをブレンドして飲むと飲みやすいです。

お庭で見かけるスギナもお茶にできますよ。

生命力の強いものを利用するのがオススメです。

(話　植物コンシェルジュ池田けいこさん)

先日、畑のドクダミを摘んで、乾かしたものをお茶として出しました。普通の茶葉の様にお湯を注いだだけのものと、五分程度煮出したものをお出ししました。ドクダミ独特の味がして、幼少期に飲まされたあの懐かしい味です。義母にドクダミを干した話をしたら爆笑していました。歴史は繰り返す…ですね。

ハーブ畑のディルに種がなってきたので、クッキーにしてみたものを参加者のみなさんにお出ししました。硬めに仕上げてみました。思ったよりちびっこたちにも好評で嬉しかったです。

ドクダミも家庭のアルコール度数が35度くらいのお酒も身近で、手に入りやすいものです。気軽に出来る方法を紹介してくれるのも池田けいこさんの講座の魅力です。

次回は7月13日開催予定です。お近くの方は是非足を運んでくださいね！