お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お山の梅は、チョーすっぱくて、やさしい!

高知のお山に住んでいる高木真由美さんから、手づくりの梅干しが届いた。
高木さんの記事のコメントに「梅、欲しい!」と書いたので、読んでくれたのだろう。

ありがとう、高木さん。

届くなり、梅干しを一つぱくり!
あ~、チョーすっぱい! あ~、高木さ~ん!と叫んだ。

梅ジャムに、梅酒…
ちょっと体調が下り坂だった私には、何よりのお品。

仲間の尾野さんが描いた、高木さんのイラストに笑った。

ぼぉーっとした顔に、髪の毛があっちこっち(笑)。
高木さんの特徴を確実にとらえている。

高木さんを知らない人もいると思うので、少し説明すると
「お母さん業界新聞 高知版」を立ち上げ、5年間も
編集長としてがんばって活動してくれた人。

ずっと新聞の読者だった高木さんだけど、
あるとき、私の講演会を高知で企画してくれた。

そして、講演会当日、終わったばかりの控室で、
「高知でも新聞つくってよ!」という私の一言に、
「はい、つくります!」と高木さん。

私のほうが、躊躇したくらい。

そんな高木さんの様子に、周りの仲間たちが不安そうだった。
おそらく高知県じゅうの人が、100%無理無理と叫んでいたと思う。

が、そんな声は高木さんには届かない。聞こえない。
私と同じで、時々、耳が日曜日になる人。

その日から、5年間、新聞をつくり、
周りの人たちにいっぱい迷惑をかけ、ドキドキワクワクさせて
そしてさっさと、お山に帰っていってしまった高木さん。

高知の女は、潔い。さすが、はちきん。

はちきんとは、「男勝りの女性」を指す土佐弁。 ならびに高知県女性の県民性を表した言葉である。 話し方や行動などがはっきりしており快活、気のいい性格で負けん気が強いが、一本調子でおだてに弱いといわれる。

が、高木さんは、はちきんでもない。
話し方、行動は、はっきりしておらず、不明瞭。
「負けてもいいんです私」と話し、おだてにも乗らない。

が、やるときはやる。

が、高木さんが行動すると、
周辺がちらかったり、ひっくりかえったりするから、周りは大変。
けど、そんな高木さんだから、「高知版」ができたし、
そんな高木さんだから、仲間が助けてくれた。

高知に蒔かれたお母さんの心の種は、
芽が出て、どこかの道端で、雑草として生きているだろう。

5年の活動が終わる頃、
高木さんは、私を高知に招いてくれた。
最後まで、ちゃんとやるところは、やっぱりはちきんだ。

そのとき、高木さんのお山のお家にお邪魔した。

毎日、高木さんがお茶する縁側で、
未来について語り合ったひとときは、今も忘れない。

そして、このすっぱい梅の味も、忘れないものになりそうだ。

写真は、高知空港で。
高木さんに世界一迷惑かけられた、尾野ファミリーと。

確かに、イラスト、似ているかも。

左から、高木さん、私、尾野ファミリー、編集部の金子

2件のコメント

私も食べたいって書いたようで。。。わが家にも高木さんの梅届きました。
とってもとっても酸っぱいけれど、心はあったかくなる梅でした。
今日、ちょうど田んぼのお仕事に急遽行って疲れ果てたので、高木さんの梅にパワーをもらいました。
記事を読ませていただきながら、とっても会いたくなりました。高木さんに。高地の皆さんに。

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