お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

オリンピックに思う

オリンピックは中止にすればいいのにと思っていた。
このご時世、全くそんな状況じゃないだろうと。
だから、正直、あまりテレビも見る気にならなかった。

しかし、なぜか、これまでにスポーツに全く興味のなかった娘が開会式を観たい、オリンピックを観たいとテレビの前を陣取った。
ほとんどの試合を録画し、予選から決勝まで歓声をあげながら観ていた。
日本人が決勝に残らないと放送はカットになり、日本人が金メダルを取得したほかの競技のダイジェストに代わることなどザラで、
かなり憤慨していた。
純粋に観たいだけなのに、解説者は日本人の応援をするばかりで、ガッカリとも言っていた。
私も高飛び込みの決勝は観たかった。
いつの間にか弟たちも、テレビを独占することに文句も言わなくなり、
そうして野球の決勝はみんなで一緒に観た。

今、閉会式を観ているけれど、
これまでに活躍した世界中のアスリートの姿をみてはかわいいと、あの競技の選手だと、楽しそうにしている。
彼女の、最初開会式を観ようと思った理由はわからないが、
きっと、スポーツは、オリンピックは、彼女の心を動かしたのかなと思う。
どちらかというと、今時の若者なので、さまざまな情報を自分の好きか嫌いかだけで判断し、取得している世代だと思う。
私なんかが薦めたところでそれを採用することは、ほぼない。むしろ別の選択をする。
だから、なんだかよかったね、と思う。

私はお母さんだから、
これまでに感動した素晴らしい経験を、どうしても子どもたちにも伝えたいと思う。エゴかな。
残念ながら、そこはどうでもいいらしい。
彼らは、私がいなくても自らその能力を発揮することができる。
私は、その姿にまた学んでいく。

私たちが生きる理由は人それぞれだけど、
私自身は、感動するために生きているのかもと思った。
話や、音楽や、映像や景色に感動するため。
もちろんスポーツで一生懸命その強さを競うことにも感動するけれど、
それまでの積み上げてきたその人の経験が感動を後押しすることもある。
これらには、年齢も性別も国籍とか人種とか全く関係ないのだから、不思議で尊い。

ちなみに、今までで一番感動したことは、わが子に出会えた瞬間だろうか。
子育ては多かれ少なかれ毎日が感動なのだから、こうして、何か表現したいと思うし、書き残したいと思う。
そして、お母さん、ペンを持とうと何度も伝えたい。

オリンピックは平和の祭典。
今この瞬間もわが子の命を祈るお母さんもたくさんいるのだろうな。
一人でも多くの人が、笑顔で朝を迎える。
そんな世界になるといいなと、思う。

5件のコメント

私も同感です。
東京2020感動しました。それは、選手ひとりひとりの背景にそれぞれのドラマがあってそれらも垣間見れたからかなぁと。
朝を迎えること、当たり前にやってきますが、誰しもが笑顔で迎えることができる世界、そう願います。

自らのコメントに物申します。
朝を迎えることは当たり前じゃないかもしれません。
朝日が昇ることは自然の摂理だから当たり前、言いたかったのはこんなニュアンスです。植地さんの記事にとても共感したのでコメントを焦りました。
文字って少しの違いで違う意味をもったりするから、要注意ですね(^◇^;)

中学生の頃、親友とオリンピックを観ることに夢中になっていたんです。
今回の東京大会は、自分が大人になったことを感じる大会でした。
一般の生活が守れないのに、なんの特別枠なの?と思って。
だけど、選手や競技を見ていたら、私はあの日の私を思い出しました。
この春にお母さんになったその親友と、毎日夢中で話した日々を。
そしてその頃の私も、ひたすらにペンを持っていたんです。
日記に、その日の競技や選手のこと、感動したことを書くのが止まらなかったです。
オリンピックの開催は、いまだに私の中ではモヤが晴れません。
だけれど、そんなことを思う時、あの日の私が悲しい顔をする気がして。

私も中止すればいいのにで思ってたんです。
でもちゃんとみてなかったけど→そもそもスポーツに興味が薄くて 
そんな私でも感動した、、

兄弟で金メダルとか、鳥肌。
開会式と、閉会式とみて。
ああ、開催できてよかったんだなぁて

こんな時だからこそ
希望を与えてくれたんだなぁて

コロナ一色の、2年近く
なんかいろんな希望とか
持ちづらくなっていって、、
先が見えなくて、、踏ん張れなくなってきて

ていうところに、選手の皆さんから
パワーをもらったなぁと、
どれだけ大変だったろうかと
一年伸びたことで
コンディションも、メンタルも
ギリギリまで開催できるかわからない
というのも、、ものすごく大変だったと思う中
それでも感謝して、前に進む姿は
勇気をもらうなぁと。
ニワカな私でも心動かされました。
賛否両論はあるにしても、
無事に開催できてよかったなぁて。

こんなに何かに一生懸命になったことない私ですが
唯一がんばったのはきっと
我が子を産んだときだなぁと。
思い出しました。

植地さん、素敵な記事をありがとう。
やっぱ私の大きな夢は
世界平和です、オリンピックの間だけでも
世界が平和に保つことができるのは
嬉しいなぁと思います。

オリンピックの光ばかりを追い続けてきたことにも気が付かされたことが収穫だと私は思っています。
これほど影、闇の部分を見せられたのは初めてだから。
その中で選手達からは沢山の輝きを見せてもらいました。
一部の国を除き、国を背負う感覚が消えているらしく個人が先が何より感じられました。
良くも悪くも歴史に刻まれるオリンピックになりました。

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。