お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

百万人の夢宣言/ご近所から 頼られる存在に 大塚未希(阿波市)

6歳女子と3歳男子の母です。以前は幼稚園教諭をしていましたが、ものづくりが大好きで、現在はpetapeta-art ®のアドバイザーとして「手形足形アート」の講座を開催しています。ペタペタアートは、子どもの成長を見返す機会であると同時に、お母さんのリフレッシュ時間にもなります。一時子どもと離れ(傍らで見ています)、集中して制作に取り組むことに、新鮮な楽しさや喜びがあります。

私自身、今もワンオペで子育てをしていますが、寝かしつけにイライラしたり、トイレを汚されて凹んだり…正直、泥臭い毎日を過ごしています。いつも笑顔でいられる人なんていないし、一人で子育てなんてできっこないけれど、がんばり屋のお母さんが多いのも事実。だからこそ、手形足形アートを通じて、お母さんがホッとできる場をつくり、
「頼れるところに頼ろう」と言い続けたいです。

こんな風に思うのは、地域の「旗振り当番」を10年間続けている母の影響がものすごく大きいです。

石を蹴っている子どもには声をかけ、忘れ物をした子どもにはお母さんの代わりに学校に届け、遅刻しそうな子どもを自転車で送り届ける母…。ひたすら地域のためとやり続けることで小さな信頼を積み重ね、「頼れる母ちゃん」として皆さんに親しまれています。そんな母の姿を、子どものときからずっと見てきた私です。
「困ったときは大塚さんのところに行きなさい」と言ってもらえるような、「子どもを預かって」と気軽に頼まれるような…そんな存在に、私もなりたいと思います。(文・池田彩)

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