お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

わたしごと/仕事も子育ても、アイデア溢れる時間に 稲村香織さん

*どんなお仕事ですか?
アイリスグループは「快適生活」をキーワードに、生活のお悩みを解決したり、暮らしを豊かにしたりする商品を製造・販売している会社です。たった一つのアイデアから、生活用品や生活家電をはじめ、オフィスやペット用品まで、商品は多岐にわたっています。

私は、入社2年目に希望していた広報部に配属され、現在8年目になります。商品やサービス、企業情報をメディアへ紹介するPR活動や社内広報をしています。

*仕事のやりがいや楽しさを教えてください
商品情報をいち早く知ることができること。自分が関わった広報がテレビで流れたり、海外工場の竣工時に出張したり、広報部ならではの体験も。会社の成長スピードが早く、変化も多いので、この動きを対外的に伝えていく部分に魅力を感じています。

昨年6月、マスク性能の指標となる日本産業企画「JIS T 9001」が制定されたことを受け、適合マスクの生産を開始。安心と快適をエッセンシャルワーカーに届ける社会貢献活動「マスクプロジェクト」にも参加。時代に適応していく仕事だと感じています。

*仕事や子育ての経験は生きていますか?
現在育休から復帰して約9か月。お母さんとしては駆け出しです。以前のように身軽に動けない場合もあり、時短勤務も利用しています。

子育てを経験し、周りの方に自分の気持ちを理解してもらうよう努力したり、上司とのコミュニケーションを大切にしたりするようになりました。

根っから料理好きで、出産前は食事に手間暇かけていましたが、今は時間との戦いです。加えて、子どもには栄養のあるものをと思うので、わが家では電気圧力鍋が大活躍。PR視点、ユーザー視点からも自社家電を試用、愛用しています。今後は子育て世帯に向け、商品はもちろん当社についてももっと知っていただけるよう、発信していけたらと思います。

*仕事と家庭の両立で意識していることは?
在宅の仕事が増えたので、バランスを保つためにも、毎日自分の時間を持つようにしています。漫画、小説、雑誌…ジャンルを問わずに読み、情報をインプット。考える時間がアイデアの創出につながっています。

そのためにも、夫の協力は不可欠です。普段から率先して「名もなき家事」を引き受け、子どもともたくさん遊んでくれます。最近は体を動かす遊びが増えてきたので、こちらも夫任せ。子どもがもう少し大きくなったら、一緒にお菓子づくりを楽しみたいです。

*子どもに伝えたいことは?
絶賛イヤイヤ期で、試行錯誤の毎日です。それでも少しずつできることが増え、日々成長を感じます。

子育ての苦労はありますが、小さくても子どもには子どもの理由や考え方があるのがすごいし、面白いですね。あっという間の幼少期だと思うので、今は振り回されるのも悪くないなと楽しんでいます。

親として子どもにこうなってほしいと押し付けるのではなく、その時々自分で感じたことを大事にしてほしい。健康で笑顔でいてくれるだけで十分です。
取材/植地宏美

マスクプロジェクトに参加。
後列左から4番目が稲村さん

Work Style▶ 新商品や会社についてのメディア対応や社内への周知伝達など広報業務/1日7時間(うち1時間休憩)時短勤務/基本9:00~16:00、週休2日制