お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

長男の手

すっかり遅くなってしまいましたが、私がバタンキューしてた時の長男の姿を綴りたいと思います。

私がトイレや洗面所で、オェオェ嘔吐していると「ママ〜!」と気にしてやってくる長男。でもやっぱり汚いから私は「向こう行ってて。」と言いました。

私もキツかったのでちょっと言い方が冷たかったのかな?

私の近くにペタンっと座って、しくしく泣き出しました。不安になっちゃったのかな?

すると兄を追いかけて、次男が来ました。なんでも触るので、これはまずいと思っていたら、長男が泣き止んで次男を抱っこして「こっちはダメですよ〜!あっちですよ〜!」と連れて行ってくれたのです。

その後も2人で遊んだりしててくれて、時々フラ〜っと覗きにくるという感じを繰り返していました。

覗きに来た時、私がオェオェしてると、なにか感じたのか「大丈夫?」と背中をさすってくれたのです。どこで覚えたんだろう?

黙って寄り添っていてくれました。

あったかい小さな手、忘れられません。

(夫はというと、「なんでもっと早く言わんだ?」とイライラしてて「大丈夫?」の一言も背中をさすってくれることもなく、ずっとこたつに入ってテレビ見てた。これも一生忘れられないと思います。笑)

そして症状が良くならないので、夜間救急に連れて行ってもらうことにしました。

いつもは、「ママ〜、着させて〜♡」と甘えてくる長男も今日は自分でさささっと着替えていました。

病院についてとりあえず座る。受付をして診察呼ばれるまで待つ。

幼稚園でちょっと落ち着きがないと言われてる長男…やはりチョロチョロ動き出す長男。といってもその場でちょこっと動いたりする程度。

それでもその都度、夫に「こら!ちゃんと座ってろ!」とガツンッと注意される。

きっと夫も、隣でゲェゲェしてる私を横目に次男を抱っこして、長男もしっかりさせなきゃっとピリピリしていたのだろう。

処置が終わったのは夜中1時。

さすがに長男は疲れて看護師さんが用意してくださったベットで寝ていました。

私が完全回復するまで、ウルトラマンごっこが大好きな長男は1日に何回も「もういい??」と聞いてきては「ごめん、まだ戦う元気はない。。」と私に言われ、「そっかぁ。。。」と言いながらする残念な顔が切なさそうでした。

そして2日後私も回復して、朝ご飯の支度をしていたら次男の起きた声が聞こえたので、迎えに行くと

長男も起きてて2人向かい合い、キャハハハッと遊んでいました。

私が「はるくん、ママが具合悪い時、あおいくんと遊んでくれたり、お世話してくれてありがとうね。とっても助かったよ。」と言うと、

「うん!いいよ!どういたしまして(^^)」と元気よい返事。

次男が「うきゃーうきゃー!」と長男のところに飛びかかったので、

笑いながら、私が「赤ちゃんは自由だけど、にぃには大変だったのよー。」と言うと、

「そうよーー!病院で静かに座ってなくちゃいけないんだからねー!!」と長男。

よっぽと夫に注意されたのが残ってるのかな?

この日からウルトラマンごっこも復活して、日常が戻りました!

いつもは甘えん坊の息子だけれど、母がダウンした時は、助けてくれて頼りになる存在でした。

はるくん、よく頑張ってくれたね。ありがとう。